12日の夕方になりましたので、「『やわらか頭クイズ 2016』2」の正解を発表します。


では、もう一度問題を見てみましょう。


今回は、医学クイズです。


サプリメント

健康食品の中でも、その売り上げの半分以上を占める一大市場です。

このサプリメントは薬品ではなく、あくまでも食品であるため、気軽に買えるのが人気だ。

では、このサプリメントはコマーシャルや広告で宣伝されているような効果はあるのでしょうか?


①効果がある

②効果はない




一つ選んで答えてください。




=解答および解説=

正解は、「②効果はない」です。


サプリメントの広告では、「蜆(シジミ)500個分の成分を1錠に濃縮」とか、「一粒でブルーベリー◯◯個分の成分を濃縮」などと謳った製品が数多く販売されており、人気だ。

確かに、サプリメントを手にすれば「科学に裏付けられたものだから安心」というイメージがあるが、

実際は違う。

本来、サプリメントは普段の食事で不足している栄養素を補うもの(=サプリメント)として、病院で医師により処方されるビタミン剤等を指す言葉だ。

それが、「健康を積極的に維持するもの」という意味で使われるようになってしまったのだ。

日本政府の消費者庁、厚生労働省、農林水産省のWebサイトを見れば分かるはずだが、政府は「健康維持は、多くの食品によるバランスのとれた食事によってなされる」という姿勢をとっている。

医師に聞けば、「バランスのとれた食事をしていれば、サプリメントは必要ない」と言うはずだ。


そう、多くのサプリメントが食事によって摂れるはずの栄養素のバランスを大幅に崩すものなのだ。

反証実験すらされていないサプリメントは、そのほとんどが何かの食材を「◯◯個分濃縮」しているため、未知の毒成分を大量に体内に入れている可能性があるのだ。

医薬品ならば、徹底的に臨床試験などが繰り返されて安全性が確認されたものが使用されるが、

市販されているサプリメントは、あくまでも食品であるがために、法の網をかいくぐり、安全性は販売している企業が独自に行ったものがデータとなっているので何のあてにもならないのが実状だ。


そんなサプリメントに金を使うのは、ただのバカだ。

よ~く考えてみるべきだ。