18日の夕方になりましたので、「『やわらか頭クイズ2015 R』28」の正解を発表します。
では、もう一度問題を見てみましょう。
今回は、日本史クイズです。
清水寺(きよみずでら)
↑
京都の東山区にある世界遺産です。
清水寺といえば、
「清水の舞台から飛び降りる」
という諺(ことわざ)でも有名で、
清水の舞台は年末に「今年の漢字」の発表をする場所として使われています。
この清水の舞台ですが、なぜ「清水の舞台から飛び降りる」という諺が生まれたのでしょうか?
①実は、“自殺の名所”だったのだが、いつしか「飛び降りて生き残れば“運がいい”」という“運試し”になった
②実は、強盗に襲われた男が逃げ場がなくなり、清水の舞台から命運をかけて飛び降りたという事件が諺になった
③実は、不作で年貢を納めることができなかった者が清水の舞台から飛び降りて助かれば、年貢を納めなくてよかったということが諺になった
一つ選んで答えてください。
=解答および解説=
正解は、②「実は、強盗に襲われた男が逃げ場がなくなり、清水の舞台から命運をかけて飛び降りたという事件が諺になった」です。
清水の舞台からの飛び降りは『宇治拾遺物語』という13世紀前半に書かれた説話文学集に記録されています。
その書物によると、
ある日、検非違使(けびいし)の男が強盗どもに囲まれ、清水寺まで逃げて来ましたが逃げ場がなくなりました。
彼は「ここまでか…だが、こんな奴らに殺られるくらいなら、ここ(清水の舞台)から飛び降りてやる
」
と清水の舞台から飛び降りました。
すると、強盗どもも「この高さなら助かるまい。」と去っていきました。
飛び降りた検非違使の男がどうなったのかというと、落下の途中で樹木がクッションとなって衝撃を和らげてくれたおかげで、命を落とすこともなく助かったのでした。
つまり、「清水の舞台から飛び降りる」とは、
最初「決死の覚悟で逃げる」という意味だったのです。
ところが江戸時代になると、
「清水寺に祀られている観音様に“願掛け”して舞台から飛び降りれば命が助かり、願いが叶う」
という信仰が広まり、
飛び降りる者が増え、
「清水の舞台から飛び降りる」
というのは“思い切りの良さ”の例えとして使われるようになったのです。
では、もう一度問題を見てみましょう。
今回は、日本史クイズです。
清水寺(きよみずでら)
↑
京都の東山区にある世界遺産です。
清水寺といえば、
「清水の舞台から飛び降りる」
という諺(ことわざ)でも有名で、
清水の舞台は年末に「今年の漢字」の発表をする場所として使われています。
この清水の舞台ですが、なぜ「清水の舞台から飛び降りる」という諺が生まれたのでしょうか?
①実は、“自殺の名所”だったのだが、いつしか「飛び降りて生き残れば“運がいい”」という“運試し”になった
②実は、強盗に襲われた男が逃げ場がなくなり、清水の舞台から命運をかけて飛び降りたという事件が諺になった
③実は、不作で年貢を納めることができなかった者が清水の舞台から飛び降りて助かれば、年貢を納めなくてよかったということが諺になった
一つ選んで答えてください。
=解答および解説=
正解は、②「実は、強盗に襲われた男が逃げ場がなくなり、清水の舞台から命運をかけて飛び降りたという事件が諺になった」です。
清水の舞台からの飛び降りは『宇治拾遺物語』という13世紀前半に書かれた説話文学集に記録されています。
その書物によると、
ある日、検非違使(けびいし)の男が強盗どもに囲まれ、清水寺まで逃げて来ましたが逃げ場がなくなりました。
彼は「ここまでか…だが、こんな奴らに殺られるくらいなら、ここ(清水の舞台)から飛び降りてやる
」と清水の舞台から飛び降りました。
すると、強盗どもも「この高さなら助かるまい。」と去っていきました。
飛び降りた検非違使の男がどうなったのかというと、落下の途中で樹木がクッションとなって衝撃を和らげてくれたおかげで、命を落とすこともなく助かったのでした。
つまり、「清水の舞台から飛び降りる」とは、
最初「決死の覚悟で逃げる」という意味だったのです。
ところが江戸時代になると、
「清水寺に祀られている観音様に“願掛け”して舞台から飛び降りれば命が助かり、願いが叶う」
という信仰が広まり、
飛び降りる者が増え、
「清水の舞台から飛び降りる」
というのは“思い切りの良さ”の例えとして使われるようになったのです。