『沖縄全戦没者追悼式』で
平和宣言を読み上げる翁長雄志沖縄県知事の映像をニュースで見て、違和感をおぼえた。


平成24年11月24日付の朝日新聞朝刊に掲載された翁長雄志氏のインタビュー記事の一節に、
「苦渋の選択というのがあんた方には分からないんだよ。国と交渉するのがいかに難しいか」
とある。

この発言は、当時、まだ沖縄県那覇市長だった頃、

「米軍普天間基地の名護市辺野古への移設について、翁長氏が県議時代に推進の旗振り役だった」ことを記者から問われ、

逆ギレしているのである。

さらに、翁長氏は、
「革新勢力は、全身全霊を運動に費やせば満足できる。でも政治は結果だ。
『嫌だ嫌だ』で押し切られちゃったではすまない。
本土は、日米安保が大切、日米同盟が大切。
沖縄にすべて押しつけておいて、一人前の顔をするなと言いたい」。
と続けて発言。
 
インタビュー中の逆ギレから火がついたのか、その後もまくし立てた翁長氏の怒りの矛先は、日本政府やヤマトンチュ(沖縄県の人が日本本土の人を軽蔑して言う言葉)に向かっている。

「本土の支援はいらないから基地をどかせ」とばかりに持論を展開した翁長氏は、このインタビューから2年後、辺野古移設容認派だった現職を破り知事になった。

辺野古移設をめぐり、就任後も一貫して日本政府と対峙する翁長氏を“沖縄の怒りの代弁者”として持ち上げるメディアは多い。

ただ、最近の翁長氏の言動は、怒りを超えた“恨み”にしか見えない。

辺野古移設阻止に固執するあまり、ただのパフォーマンスに終わった単独訪米や、現政権への執拗なまでの批判は、現実的な判断や理性に欠けている。


“独善”から“暴走”へと変わりつつある翁長氏の政治姿勢は、良識ある沖縄県民なら誰の目にも不安に映るはずだ。

自らの立場を勘違いした翁長氏を通して、沖縄の怒りが本土の人間に伝えられるのは、それこそ沖縄にとっても不幸だ。  


沖縄は第二次世界大戦末期の激しい地上戦で県民の多くが犠牲となった。

しかし、沖縄県だけが戦争に巻き込まれたわけではない!!

東京や大阪は空襲に見舞われ、爆弾投下により焼け野原と化し、都市機能は徹底的に破壊され、

広島や長崎には原子爆弾が投下され、見るも無惨な焦土と化した。

それに比べれば、まだマシだ。

沖縄県だけが被害者ヅラするな!!


とはいえ、日本が独立国として主権を回復した後も、沖縄県は米政権下に置かれ、わが国の安全保障を一身に背負ってきた経緯がある。

そういう過去や、戦後70年経った今も癒えることのない“痛み”と向き合う沖縄を本土だって忘れてはいない。


むろん、在日米軍基地の74%が集中する沖縄の負担軽減も早急に手を打つ必要がある。

だが、強大な軍事力を背景に、わが国を日夜脅かす中国の存在はもはや無視できない。

日米同盟を支える米軍基地が沖縄をはじめ日本、国際社会の平和に必要な抑止力を形作っている現実からも、決して目をそらしてはならない。


我が国の安全保障と国益を無視し、

「嫌だ嫌だで押し切ろう」とする翁長氏だが、

このままでは完全に“裸の王様”だ。

にわか『琉球王』としか言い様がない。

勘違いも甚だしい。

このままの状態が続けば、沖縄の良識ある“民意”までも孤立する。


断っておくが、沖縄県に世界最強のアメリカ軍基地があるから、おいそれと中国が日本に喧嘩を売れずにいるのだ。

沖縄県にアメリカ軍基地があることを無視して、中国が侵攻すれば、「中国のアメリカへの宣戦布告」となり、激突は避けられない。

そうなれば中国は無傷では済まない。

いくら中国が核ミサイルを保有していても、その保有数と科学技術力、軍事力、物資を圧倒的に上回るアメリカに勝てるわけがない。
いや、アメリカに勝てる国は存在しない。

それを翁長知事は知るべきだ。

それからな、安倍首相が『沖縄全戦没者追悼式』で話しているときに、

「さっさと帰れビックリマーク
などのヤジが『沖縄全戦没者追悼式』に参加していた人々からあった。

それが日本国民のすることか(怒)

日本国民の代表である首相にヤジを飛ばすな!!

テメェら“礼儀”ってものを知らんのか?

それほど本土に属することが気に入らないなら、日本国民を名乗るな!!

批判覚悟で書くが、そういうヤジを聞くと、「沖縄県を守る必要は無い」とさえ思える。

いい加減に現実を見ろよ!!

呆れるぜ(怒)