10日の夕方になりましたので、「『やわらか頭クイズ 2015』45」の正解を発表します。


では、もう一度問題を見てみましょう。



今回は理科クイズです。



白熱電球ひらめき電球

白熱電球はイギリスのジョセフ・スワンが先に発明し、
実用化に成功したのは、アメリカのトーマス・エジソンです。

彼らが作った白熱電球は現在の白熱電球とは違いました。

何が違っていたのでしょうか?


①ガラスが透明の白熱電球ひらめき電球しかなかった

②ガラスが白く曇っている白熱電球ひらめき電球しかなかった



一つ選んで答えてください。





=解答および解説=

正解は、①「ガラスが透明の白熱電球ひらめき電球しかなかった」です。


エジソンをはじめ、世界中の技術者たちにより、白熱電球ひらめき電球は進歩し、より明るく、丈夫になりました。

しかし、その一方で“眩しさ(まぶしさ)”という弊害を生みました。

つまり、研究が進み、白熱電球ひらめき電球の性能が上がって明るくなったもの、

眩しさで目を傷めかねない状況になったのです。

そこで、明るさを保ちつつ、眩しさを解消するという相反する性能が白熱電球に求められましたが、なかなか成功しませんでした。

その眩しさの解消に成功したのは、創業明治23(1890)年の電気会社・東京電気でした。

その東京電気に、不破橘三(ふわきつぞう)という技術者がいました。

彼は最初こそ白熱電球ひらめき電球のガラスの表面に“つや消し加工”を施すことで眩しさを解消しようとしましたが、電球が汚れやすく、掃除しても汚れがとれないので、

「じゃあ、ガラスの内側につや消し加工すればいいんじゃないか」
と思いつき、

何度も試行錯誤の末、ついに大正14(1925)年、ガラスの強度をも克服した、“内面つや消し加工”に成功しました。

さらに、昭和2(1927)年に不破橘三は『内面つや消し加工自動機械』を開発。

東京電気らかは、内面つや消し白熱電球ひらめき電球を量産化することに成功しました。


実は、この東京電気という電気会社は、昭和14(1939)年に重電メーカーの芝浦電機と合併し、『東京芝浦電機』となりました。

そう、日本を代表する大手電機メーカー『東芝(TOSHIBA)』が誕生したのです。



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