15日の夕方になりましたので、「『やわらか頭クイズ 2015』2」の正解を発表します。


では、もう一度問題を見てみましょう。



今回は日本史クイズです。


手裏剣

時代劇でおなじみの忍者(←正しくは“忍”と書いて「しのび」と呼ぶ。忍者という呼び方が広まったのは、児童向けの時代劇小説の出版社である立川文庫が刊行した文庫本がきっかけ)が使う武器の一つで、

一般的には、十字に4つの刃先を持つ十字手裏剣がイメージされます。

時代劇では、忍者が使う武器として有名です。

このような形の手裏剣は、車剣(くるまけん)、または多針手裏剣と呼ばれ、

刃先が5つ、6つ、8つなどのものがあります。

これらの車剣を投げると、回転しながら飛び、どれかの刃が刺さるようにできています。

では、このような車剣という手裏剣は、実際に忍者が投げて使う手裏剣として主流だったのでしょうか?


次の①~②の中から一つ選んで答えてください。


①初心者でも投げれば刺さるので、よく使われた

②刃先が一つしかない棒手裏剣がよく使われた




=解答および解説=

正解は、②「刃先が一つしかない棒手裏剣がよく使われた」です。


古より伝わる流派では棒手裏剣を用いています。

なぜなら、手裏剣は「掌中(手のひらの中)に隠し持つことができる剣」という意味で、

もし、車剣だと手に持つと刃先が飛び出てしまい、隠し持つことができません。
すると、懐(ふところ)に隠し持つことになるのですが、
専用の袋(←皮袋など)を用意しなければ自分の身体に刺さってしまうし、

大抵は手裏剣の刃先には毒を塗っているので、取り出す時に刃先で指を傷つけてしまうと命を落としかねないのです。

ところが棒手裏剣なら、
束ねて帯に挟んでおけば、刃先に毒を塗っていても自分を刺すことはありません。

そして、十分に訓練すれば5~6m(メートル)くらいなら的に向かって投げて刺すことができます。

ちなみに、FireBlue(←某・忍の流派の第29代目)の手裏剣の射程距離は5.3mです(←焼き鳥で使う竹串でも棒手裏剣として使用することが可能。若い頃は竹串を4mの距離から投げて丸太に刺すことができた)。




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