14日の夕方になりましたので、「『やわらか頭クイズ 2015』1」正解を発表します。
では、もう一度問題を見てみましょう。
今回は日本史クイズです。
日本刀
↑
「折れず、曲がらず、よく斬れる」と言われる鋼鉄でできた刀剣で、
氷の塊や金属製の鎧兜(よろいかぶと)を叩き斬り、重機関銃の50口径の弾丸を7発も両断するほど頑丈な世界一の刀剣です。
この日本刀ですが、唯一の弱点があります。
それは次の①~②のうち、どれでしょうか?
①常人では扱えないほど重い
②峰打ちにすると折れる
一つ選んで答えてください。
=解答および解説=
正解は、②「峰打ちにすると折れる」です。
日本刀は砂鉄を低温の炉(←木炭を使用するので熔鉱炉のように高温にはならない)でじっくり溶かして抽出した和鋼を原料としており、
軟鉄で造った芯鉄(しんがね)に、
何度も熱しては打ち伸ばして折り重ねていく鍛造作業を繰り返した鋼鉄の皮鉄(かわがね)を巻き付けて圧着させるという作業を経て、刀の形に成形します。
つまり、日本刀は全ての作業が刀匠と呼ばれる職人によって造られるのです。
そのため、刀匠の技量や使われる材質によって違いが出ます。
名工が造った日本刀は頑丈で、
さらに、名工の研師がその日本刀を研ぐと、恐るべき斬れ味を発揮します。
テレビの時代劇で、殺人を好まない主人公が大勢の敵を峰打ちにして次々と気絶させていくシーン(←『吉宗評判記 暴れん坊将軍』などで有名)がありますが、
現実に日本刀を峰打ちで使えば、確実に曲がり、折れます。
FireBlueが時代劇を見ると、「そんな使い方したら、刀が折れるやん
」とツッコミを入れたくなるシーンが山ほどあります(←FireBlueはある流派の忍びの末裔で29代目なので、日本刀をはじめとする武器について詳しい)。
なぜ、日本刀を峰打ちにすると折れるかというと、
「日本刀の峰には“焼き”が入っていない」ために、鉄としては軟らかく、
相手の刀を峰で受けたり、峰打ちで敵が気絶するほど強く打てば、確実に刀が反りに従って伸び、
反対に焼きが入って硬い刃の部分は伸びないので、
刀には大きな負荷がかかり、刃の部分にひび割れができて折れます。
これを防ぐには、特注で刀の峰にも焼きを入れてもらわないといけません。
そういう日本刀は存在しないので、峰打ちすればどんな日本刀でも確実に折れます。
※当ブログのアメンバーの皆様、読者の皆様、また、当ブログへ訪問してくださった方々へお知らせします。
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①常人では扱えないほど重い
②峰打ちにすると折れる
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日本刀は砂鉄を低温の炉(←木炭を使用するので熔鉱炉のように高温にはならない)でじっくり溶かして抽出した和鋼を原料としており、
軟鉄で造った芯鉄(しんがね)に、
何度も熱しては打ち伸ばして折り重ねていく鍛造作業を繰り返した鋼鉄の皮鉄(かわがね)を巻き付けて圧着させるという作業を経て、刀の形に成形します。
つまり、日本刀は全ての作業が刀匠と呼ばれる職人によって造られるのです。
そのため、刀匠の技量や使われる材質によって違いが出ます。
名工が造った日本刀は頑丈で、
さらに、名工の研師がその日本刀を研ぐと、恐るべき斬れ味を発揮します。
テレビの時代劇で、殺人を好まない主人公が大勢の敵を峰打ちにして次々と気絶させていくシーン(←『吉宗評判記 暴れん坊将軍』などで有名)がありますが、
現実に日本刀を峰打ちで使えば、確実に曲がり、折れます。
FireBlueが時代劇を見ると、「そんな使い方したら、刀が折れるやん
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「日本刀の峰には“焼き”が入っていない」ために、鉄としては軟らかく、
相手の刀を峰で受けたり、峰打ちで敵が気絶するほど強く打てば、確実に刀が反りに従って伸び、
反対に焼きが入って硬い刃の部分は伸びないので、
刀には大きな負荷がかかり、刃の部分にひび割れができて折れます。
これを防ぐには、特注で刀の峰にも焼きを入れてもらわないといけません。
そういう日本刀は存在しないので、峰打ちすればどんな日本刀でも確実に折れます。
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