報道によれば、
西アフリカで拡大しているエボラ出血熱の感染について、
世界保健機関(WHO)は2014年7月1日、
「ギニアとリベリア、シエラレオネで計759人の感染が疑われ、死者は467人にのぼった」と発表した。
過去最悪の流行を受け、
WHOは2日と3日、周辺11か国の保健相とガーナの首都アクラで対策を話し合う緊急会合を開催した。
このエボラ出血熱について解説しよう(FireBlueが調べた時点での情報)。
《病原体》エボラウイルス(フィロウイルス科)。

《流行地》
①ザイール型
②スーダン型
③コートジボアール型
④ブンディブギョ型
⑤レストン型
この中のレストン型はフィリピンのカニクイザル由来で人間での病原性はない。
しかし、それ以外のエボラウイルスは人間で出血熱を引き起こす。
1976年のスーダンおよびコンゴ民主共和国(旧ザイール)での流行が最初である。
それが他のアフリカ諸国にも拡大。
2000年にはウガンダ、
2001年にガボン
2001~2003年にはコンゴ民主共和国、
2004年にはスーダンで発生。
この後、他のアフリカ諸国に感染が拡大した。
《感染経路》
コウモリや霊長類などが媒介している可能性が指摘されているが、自然界から人間への感染経路は不明であり、解明されていない。
感染源は、患者の血液、体液、排泄物、唾液等であり、これらとの直接接触および医療機関や家族内での濃厚接触により感染する。
空気感染はしない。
エボラウイルスの血液を介しての感染力は非常に強く、
針刺し事故によるものでは100%の確率で感染する。
《潜伏期間》
2~21日
《症状》
突発的に発症し、その進行具合は重症インフルエンザに酷似。
まずは発熱、筋肉痛、頭痛、咽頭痛がはじまり、
次に嘔吐、下痢、出血(吐血、下血)が現れる。
その致死率は50~90%。
《治療法》
特異的な治療法は無い。
現れた症状に一つ一つ対応する対症療法しかない。
《予防等》
現地では、コウモリや霊長類等々の野生動物との接触を避ける。
患者の血液、体液、分泌物にウイルスが含まれているので、医師や看護師など医療従事者は、ガウン、マスク、手袋、ゴーグル、長靴着用などによる接触感染防止策を講ずる必要がある。
ワクチンは無い。
しかも、日本の医療機関では扱えないほどの危険なウイルスというのだから、たちが悪い。
現地の医療従事者たちの無事を祈ってやまない。
西アフリカで拡大しているエボラ出血熱の感染について、
世界保健機関(WHO)は2014年7月1日、
「ギニアとリベリア、シエラレオネで計759人の感染が疑われ、死者は467人にのぼった」と発表した。
過去最悪の流行を受け、
WHOは2日と3日、周辺11か国の保健相とガーナの首都アクラで対策を話し合う緊急会合を開催した。
このエボラ出血熱について解説しよう(FireBlueが調べた時点での情報)。
《病原体》エボラウイルス(フィロウイルス科)。

《流行地》
①ザイール型
②スーダン型
③コートジボアール型
④ブンディブギョ型
⑤レストン型
この中のレストン型はフィリピンのカニクイザル由来で人間での病原性はない。
しかし、それ以外のエボラウイルスは人間で出血熱を引き起こす。
1976年のスーダンおよびコンゴ民主共和国(旧ザイール)での流行が最初である。
それが他のアフリカ諸国にも拡大。
2000年にはウガンダ、
2001年にガボン
2001~2003年にはコンゴ民主共和国、
2004年にはスーダンで発生。
この後、他のアフリカ諸国に感染が拡大した。
《感染経路》
コウモリや霊長類などが媒介している可能性が指摘されているが、自然界から人間への感染経路は不明であり、解明されていない。
感染源は、患者の血液、体液、排泄物、唾液等であり、これらとの直接接触および医療機関や家族内での濃厚接触により感染する。
空気感染はしない。
エボラウイルスの血液を介しての感染力は非常に強く、
針刺し事故によるものでは100%の確率で感染する。
《潜伏期間》
2~21日
《症状》
突発的に発症し、その進行具合は重症インフルエンザに酷似。
まずは発熱、筋肉痛、頭痛、咽頭痛がはじまり、
次に嘔吐、下痢、出血(吐血、下血)が現れる。
その致死率は50~90%。
《治療法》
特異的な治療法は無い。
現れた症状に一つ一つ対応する対症療法しかない。
《予防等》
現地では、コウモリや霊長類等々の野生動物との接触を避ける。
患者の血液、体液、分泌物にウイルスが含まれているので、医師や看護師など医療従事者は、ガウン、マスク、手袋、ゴーグル、長靴着用などによる接触感染防止策を講ずる必要がある。
ワクチンは無い。
しかも、日本の医療機関では扱えないほどの危険なウイルスというのだから、たちが悪い。
現地の医療従事者たちの無事を祈ってやまない。