報道によれば、Microsoft は9日、9月の月例更新について事前情報を発表した。
同社によると、「複数製品の脆弱性に対応したセキュリティ情報を9件公開する。」という。
月例更新の実施は14日(日本時間は15日)を予定しており、セキュリティ情報の一部は、複数の脆弱性を修正する。
同社セキュリティ対応広報マネージャ Carlene Chmaj 氏は、Microsoft Security Response Center (MSRC) の Blog 投稿で、「今月は、『Windows』、『Internet Information Services (IIS)』、『Microsoft Office』に関連する脆弱性11件に対応した9件のセキュリティ情報をリリースする。」と述べている。
公開予定のセキュリティ情報9件のうち、深刻度が最大の緊急となっているものは4件だ。
それら4件のうち3件は Windows に関するもので、個別の深刻度が緊急の脆弱性が存在する Windows システムは、 Windows XP 、 Windows Server 2003 、 Windows Vista 、 Windows Server 2008 となっている。
さらにこの3件のうち1件のセキュリティ情報では、 Windows Server 2008 R2 と Windows 7 の脆弱性にも対応するが、こちらの個別の深刻度は緊急ではない。
これは最新の Windows を使っているユーザーおよび IT 管理者にとって良いニュースだ。
また、今回修正される Office 製品のうち、個別の深刻度が緊急の脆弱性が存在するのは Outlook 2002 SP3 だ。