報道によれば、セキュリティ・ベンダーの株式会社セキュアブレインは2010年8月27日、同社の無料 Web セキュリティサービス「gred でチェック」で収集した2010年7月分の情報を基に分析を行い、その結果を発表した。
その結果、危険と判断されたサイトは5,061件で、2010年の統計で始めて減少傾向に転じた。
内訳は、フィッシング詐欺サイトが2,345件、不正改竄されたサイトが1,081件、ワンクリック不正請求サイトが733件、ワームが仕掛けられるなどしたサイトが664件、不正攻撃を目的としたサイトが238件。
これは、改竄被害を受けた個人サイトの内訳だ↑。
不正改竄されたサイトの内訳を見ると、企業サイトが48%、個人サイトが47%、アダルトサイトが5%で、個人サイトの被害の割合が以前より増えており、個人運営のゲームサイトの被害が4月分統計と比べると大幅に増した。
ゲームサイトの被害は、主に次の2ケースに大別される。
他の Web サイトに誘導するコードが埋め込まれている場合
閲覧者の PC に不正プログラムをダウンロードするコードが埋め込まれている場合
日本に限らず、韓国、台湾、米国にも個人運営のオンラインゲームサイトがあり、運営者が改竄されたことに気づかず、長期間にわたり被害が拡大すことが多いため、閲覧には十分注意が必要だ。
使用しているPCには必ず市販の総合セキュリティ対策ソフトを導入しておこう。
