さて、(21日の)夕方には少し早いのですが、昨日の問題「『真夏のミステリー』 2。の正解を発表します。



では、もう一度、昨日の問題文を見てみましょう。




星


夜空星空に輝く星星を見たとき、人は何を願い、何を思うのか…。


古より天空に輝く星星は、人間の愚かしさや尊さ、そのすべてを見ている。


流れ星流れ星を見たとき、見えなくなる前に3回願うことができれば願いが叶うとも言われている。


この話は、その星星にまつわるもの。


とある国に少女少女が住んでいました。


ある日、少女少女は泣いていました。


家にも帰らず、夜になると星星空が良く見えるという小高い丘の上で、木木にもたれて座り、少女少女は泣いていました。


夜空星空に流れ星流れ星が見えたとき、少女は願いました。


「(私の家族を消して! 家族なんていらない!


少女少女が泣きながら声に出して願うと、流れ星流れ星が少女の前に降り立ちました。


驚く少女少女を前に、流れ星流れ星その願い、叶えてあげよう。と言い残すと再び夜空星空へと飛び立っていきました。


少女少女これで願いが叶う。と思い、喜んで家家に帰り、眠りにつきました。


翌朝、少女少女が目を覚まし、1階のリビングに行ってみると…。


そこにはいつもと変わらぬ両親両親と兄兄がいました。


そんな…。

少女少女は絶句しました。


その夜、あの小高い丘に向かった少女少女は、再びあの流れ星流れ星が現れるのを待ちました。


しばらく待っていると、あの流れ星流れ星が少女少女の前に現れました。


流れ星流れ星)「気に入ってもらえたかな?


少女少女)「気に入るわけないじゃない! あのお願いを取り消して!」


流れ星流れ星)「無理だ。元には戻せない。と言い残すと、流れ星流れ星は再び夜空星空へと飛び立っていきました。


少女少女は泣き崩れました。


小高い丘には少女少女の泣き声が辺りの静けさを消していました…。




一見、ファンタジーかなと思いますが、少女少女が「家族を消して!」と願うなんて物騒な話です。


でも、ポイントはそこではなく、願い事をかなえてくれる流れ星流れ星が「その願い、叶えてあげよう。」と言い、家族を消した。


だから、少女少女に「気に入ってもらえたかな?」と言った。


だが、少少女女の家家では、今まで通り、いつもと変わらぬ様子の両親両親と兄兄がいた…。


これは何を意味するのか?


その家族(両親両親と兄兄)は少女少女の本当の家族ではないということ、つまり、少女少女にとって血のつながりがないということになります。


また、最初、少女少女は泣いていたことから、虐待を受けていたのかもしれない。


それで、願い事を叶えてくれる流れ星流れ星に「家族を消して!」と願った。


ところが、実際に消えたのは、少女少女と血のつながりのある本当の家族。


それに気づいた少女少女は「あのお願いを取り消して!」と言ったが、既に消し去った後なので、元に戻すことができなかった。


少女少女は後悔しても遅かったというわけです。