さて、夕方になりましたので、昨日の問題『真夏のミステリー。2』の正解を発表します。



では、問題をもう一度見てみましょう。



地震


それは、突如としてやってくる。


地震の原因は地殻変動によるものだ。


知ってのとおり、日本は多くの火山帯を抱え、さらに弱い地盤であるため小さな島国でありながら、地震大国でるという特徴がある。


そして、いつ大きな地震がどこで起きてもおかしくはない状態にある。



ある日、深夜に大きな地震が起きた。


地震の直後、家は倒壊し、俺は下敷きになったが運よく梁と床に隙間ができ、奇跡的に無傷だった。


何とか倒壊した家から脱出した俺は避難所として指定されている近所の小学校学校へ向かった。


辺りは地震に伴い発生した火災炎があちこちで起き、まさに地獄絵図だった。


どうやら、俺の住んでいた辺りはほとんど壊滅状態らしかった。


すべての灯りが消え、瓦礫と化した街を歩き、避難所である小学校学校に着いた。


やっとの思いで着いた小学校学校は人があふれ、避難者がいる体育館体育館は蒸し風呂状態だったあせる


これじゃ暑くて眠れない汗


俺は涼もうと思い、外に出た。


少し歩くと、かなり大きめの建物が見えてきた。


地震で電気が止まっているため明かりは点いてはいないが、小学校の体育館体育館よりはマシだ。


建物の大きさもあって風通しも良く、涼しかった。


その涼しさのおかげで、そこにいる多くの人たちも快適らしく、横になって寝ていた。


ここで寝よう。


俺は空いているスペースを見つけると、そこに横たわり眠りについた。


ぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅ


しばらく寝ていたのだが、


!?


静か過ぎるあせる


俺は、その建物を飛び出した。





この文をよく読めば、もう答えが出ています。


普通、別の避難所から一人の男が現れたのなら、全員が寝ていたとしても誰かが気づくはずです。


なのに誰も気づかず騒がず大勢が横になっている…。


つまり、その建物は“遺体安置所”だったというわけです。


だから、男はその建物を飛び出したのです。