これは、太陽です。


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太陽系唯一の恒星で、年齢は46億歳。


水素やヘリウムの核融合により、熱と光を放射する天体です。


地球から1億4,959万7,870 kmの距離にあります。

これを1天文単位 (AU) と定義し、天体との距離を表すのに利用しています。


この1天文単位 (AU) の距離を光が届くのに要する時間は8.3分であるので、8.3光分と表せます。




太陽の表面には地球とおなじように大気があります。

FireBlueのああ無常。←“無情”かも(~_~&#59;)-太陽の表面.jpg


これは、太陽の表面の写真です(提供:NASA)↑。


また、太陽の表面には磁力線が走っており、この磁力線がもつれ、再結合した時に大気中のガスが超高温となり、勢いよく噴出します。

これを太陽面爆発(太陽フレア)といいます。

FireBlueのああ無常。←“無情”かも(~_~&#59;)-太陽プロミネンス.jpg


太陽フレアは1億4,959万7,870 km離れた地球に計り知れない影響を及ぼします。


なぜなら、太陽の体積は地球の100万倍もあるため、太陽フレアが放出するエネルギー量は10の26乗ジュール、すなわち、1メガトン級の核兵器150億個に相当し、この膨大なエネルギーを1時間程度で一気に放出します。


この太陽フレアには、エックス線、ガンマ線等の放射線の高エネルギー粒子を同時に放出し、それらは光速で進むため、地球に到達する時間は8分程度です。


この太陽フレアが原因による放射線を浴びた場合、人間は一瞬で死に至ります。


放射線は細胞の中にある核を攻撃し、核の中にあるDNA(デオキシリボ核酸=遺伝子)を徹底的に寸断・破壊します。


ところが、我々が生きていられるのは、地球には大気という巨大なバリアがあり、太陽からの放射線の殆どを防いでくれているからです(とはいえ、年間0.3レムの放射線を浴びています)。


人工衛星が寿命を迎えるのは、この太陽フレアが原因の放射線により、人工衛星の金属部品をイオン化して、その原子から電子を奪い、人工衛星に内蔵された部品を次々と故障させるからです。



また、太陽フレアはさまざまな現象を引き起こします。


太陽フレアが発生した時、地球に向かうエネルギーがある一方で、太陽自身に跳ね返ってくるエネルギーも存在します。


この跳ね返ってくるエネルギーは太陽にあたった時に地震波を生み出し、太陽の磁力線を切ります。

それが再結合してエネルギーを放出し、連鎖的に発生した場合には、太陽の磁場に閉じ込められていた物質が巨大な圧力で膨張して太陽フレアよりも膨大な物質を放出します。

これをコロナ質量放出といいます。


FireBlueのああ無常。←“無情”かも(~_~&#59;)-太陽のコロナ質量排出.jpg


これは、コロナ質量放出の画像です(提供:NASA)↑。


このコロナ質量放出が地球に到達すると、地球の磁場と相互作用を引き起こします。


その一つがオーロラです。


FireBlueのああ無常。←“無情”かも(~_~&#59;)-オーロラ(アラスカ上空).jpg


磁場によって加速された高エネルギー粒子は地球の大気圏に衝突し、大気中の分子をイオン化して赤や緑の光を放ちます。


オーロラは北半球のみで見ることができる現象ですが、大規模なコロナ質量放出が発生した場合は、南半球でも観測できます。