報道によれば、21日、Microsoft は、Apple の iPhone や iPod touch 、 iPad 向け Windows Live Messenger アプリケーションの提供開始を発表した。


このアプリは App Store を通じ、無料でダウンロードできる。


Microsoft にとって今回の発表はモバイル戦略強化計画の一環で、同時にモバイル市場において Apple や Google といったライバルの後塵を拝しているものの、その差はさほど大きくないと一般消費者と企業顧客の両方に対して印象付ける狙いだ。


たとえば昨年12月にも、Microsoft は検索エンジン Bing の iPhone 用クライアントとして、App Store を通じ Bing for iPhone の無料配布を開始している。


Microsoft の Online Audience Business Group 担当シニア バイスプレジデント Yusuf Mehdi 氏が今月初旬に投稿した Bing Community の Blog 記事によると、「 Bing は iPhone、 iPad、 iPod touch に搭載の Safari と、Mac OS および Windows パソコン用 Safari ブラウザにおいて、検索エンジンの選択肢の1つになると Apple が発表した。」という。


Microsoft は今年2月、「 Windows Live Messenger の登録ユーザー数が3億人を突破した。」と述べた。


Apple の人気端末向けにクライアント アプリケーションを提供することは、ユーザー数をさらに増やす助けになる。