報道によれば、Microsoft は先ごろ PC 製品ベンダーに対し、「『Windows 7の一般向け発売から1周年を迎える2010年10月22日をもって、ネットブック インストール用Windows XP Homeの提供を終了す。」と通知した。



Microsoft 広報担当の Brandon LeBlanc 氏は9日、公式 Blog の『Windows Team Blog』で今回の件を記した。


2007年にネットブック人気が本格化した際、その非力ながらも安価な PC 代替製品用の OS に対する需要が突如として高まったが、当初 Microsoft は不意をつかれた格好だった。


最初のネットブックは出荷状態で『Linux』を搭載していたが、それほど受け入れられなかった。


なぜなら、顧客は慣れ親しんだ OS を望んでいたからだ。


そこで Microsoft は素早く立ち回り、その役割を『Windows XP』に与えた。


この対応が当たり、流通するおよそすべてのネットブックが、数か月のうちに Windows XP 搭載モデルとなった。


しかし、 Windows XP は10年近く前の OS で、古さが否めない上に、サポートするにもコストがかさむ。


Microsoft は Windows 7 の発売に先駆け、「ネットブック市場から古くなった Windows XP を排して Windows 7 と入れ替えるキャンペーン」を実施し、大きな成功を収めてきた。


科学的な手法ではないが、単純に Web を何回か検索すると、Eコマース サイトの販売するネットブックの大半が、Windows XP Home ではなく『Windows 7 Starter』をインストールしている様子が見てとれる。


「2010年4月までに、米国の小売チャンネルで流通するネットブックの81%が、Windows 7 インストール済みのモデルになった。」と LeBlanc 氏は述べた。


さらに同氏は Blog の中で、「Microsoft が7月13日に『Windows XP Service Pack 2 (SP2)』のサポートを打ち切る。」ことにも触れ、顧客に注意を促した。


ただし2008年4月リリースの『Windows XP SP3』のサポートはまだ続く。


LeBlanc 氏は投稿のなかで、「Windows XP SP3 のサポートは2014年4月まで継続する。」と記している。



まあ、要するに「ええ加減古いOSを使うのをやめて、Windows 7 へ乗り換えてくれないと儲けにならない。」って話やね。


確かに10年以上も前のOSでは、セキュリティ面でも不安がある。


意地になって古いOSを使用するより、新しいOSが搭載されたPCを使用する方が長い目で見ればコストも安く済む。