報道によれば、「電子メールを通じてボットやウイルスに感染する恐れがあると知りながら、いまだに多くのコンシューマーがスパムメールをクリックしてしまう。」――メールセキュリティの業界団体Messaging Anti-Abuse Working Group(MAAWG)が欧米で実施した意識調査でそんな傾向が判明した。



それによると、「感染したパソコンを遠隔操作するボットの存在については知っている。」と80%以上が回答したにもかかわらず、その約半数が「スパムメールを開いたり、リンクをクリックしたりしてしまうほか、添付ファイルを開いたり、返信・転送したりしたことがある。」と答えた。


特に、「自分は電子メールセキュリティに詳しい。」との自意識過剰の35歳未満の男性は、スパムを開いたり、リンクをクリックしてしまったりするといった危険行為に出てしまう割合が、ほかの年齢層よりも高かった


こうした行為は詐欺マルウェア感染なりすましなどの被害につながる恐れがあるが、「自分が被害に遭うかもしれない。」と考えるユーザーは3分の1にとどまった。


スパムに返信したり、メールのリンクをクリックしたりすれば、詐欺の標的として身をさらしたり、パソコンを制御されてスパム送信ウイルス拡散サイバー攻撃実行などに悪用されてしまう恐れがある。」とMAAWGは警告している。


尚、この調査は2010年1月に、米国の約1,000人と、カナダ、フランス、ドイツ、スペイン、英国のそれぞれ500人を対象にインターネットで実施した。



はっきり言おう。

危険と知りながら、手を出すようなマネをする愚か者に救いは無い。