報道によれば、3月22日、大手セキュリティ・ベンダーの米Symantecは、全米50都市のサイバー上の危険度を比較したランキングを発表した。
サイバー犯罪に対して最も脆弱と認定されたのは、ワシントン州のシアトルだった。
ランキングでは全米50都市について、サイバー攻撃と潜在的マルウェア感染の件数、インターネット接続のレベル、コンピュータのハードとソフトへの出費、公衆無線LAN、ブロードバンド接続、ネット通販利用などに関するデータを集計して比較した。
その結果、米国で最も危険なサイバー犯罪都市と認定されたシアトルは、サイバー攻撃と潜在的マルウェア感染の件数、ネット通販やオンラインバンキングなど被害に遭いやすいネット上の行動、無線LAN接続などのカテゴリで、軒並み上位に入った。
2位のボストンと3位のワシントンD.C.は、サイバー犯罪のレベルが非常に高かった。
「無線LANホットスポットがたくさんあることも一因のようだ。」とSymantecは分析している。
4位のサンフランシスコはネット上の危険な行動と人口当たりの公衆無線LANの数で筆頭に立った。
一方、50都市の中でサイバー犯罪の危険が最も低いと認定されたのは、自動車産業の中心地デトロイトだった。
「サイバー犯罪に対して脆弱な上位10都市」は以下の通り。
1. シアトル
2. ボストン
3. ワシントンD.C.
4. サンフランシスコ
5. ローリー(ノースカロライナ州)
6. アトランタ
7. ミネアポリス
8. デンバー
9. オースティン(テキサス州)
10. ポートランド(オレゴン州)