報道によれば、19日、グーグルは「Google日本語入力」のβ版をアップデートした。
開発版で提供されていた機能を取り込んで、多数の点にわたる改善となっている。
たとえば、「いま」を変換すると、現在時刻を入力できるようになった↓。
Windows版/Mac版共通の変更点としては、
「学習アルゴリズムの改善」、
「単語辞書の更新(表外読みの単語拡充)」、
「入力履歴サジェストの改善(誤変換サジェストの抑制)」、
「辞書ツールの機能向上(ATOKとことえり用のユーザー辞書をインポート可能に)」、
「ローマ字テーブルの機能向上」、
「キー設定ツールの機能向上」、
「MS-IMEモードでの無変換キー動作の変更」、
「現在時刻の入力を追加」
などとなっている。
さらにWindows版では、「OS起動時に辞書領域を物理メモリ上に常駐させる機能を追加し、最大200%の高速化が実現した。」という。
この機能はGoogle日本語入力を使用するときのディスクアクセスによる反応の悪化を防ぎ、デフォルトで有効になっている。
その他には、「インストーラの改善、かな入力での動作改善が図られている。」とのことだ。
既にβ版を利用している場合は自動的に更新され、バージョン番号が変更される(Windows版: 0.9.248.0→0.10.288.0、Mac版: 0.9.248.1→0.10.288.1)。
β版 (0.10.288.x) と開発版 (0.10.289.10x) の機能的な違いはないが、開発版がインストールされている環境にβ版をインストールする場合、いったん開発版をアンインストールする必要がある。