報道によれば、「 NASAが1,000日後にアバターを月に送り込む予定。」だという。


ホンマかいなえっ


このアバターとは、元々、“分身”という意味だ。

映画「アバター」でも話題になったことで、知っている人も多いはずだ。



で、そのプロジェクトは具体的にどうするのかというと、ヒューマロイド(=人間型ロボット)を月に送り込み、地球にいる科学者がモーションキャプチャースーツ(=動きを感知するセンサーを取り付けた服)を着用することによって、このヒューマロイドをリモートコントロール(遠隔操作)するというものだ。


(下の画像は、CGによるヒューマロイドのイメージ図だ↓)

FireBlueのああ無常。←“無情”かも(~_~&#59;)-月面探査するアバターイメージ図


つまり、科学者は地球にいながら、月にいる感覚を味わうことができ、思う存分研究ができるというのである。


これまでの月面探索では、宇宙飛行士を月に送り込み限られた時間の中で科学者から指令をうけて調査をしなければ不可能であった。



アポロ15号は初めてルナローバ(月面車)を使用したミッションであり科学調査が主体であったため、任務にあたった宇宙飛行士は地質学者Leon Silver氏の訓練を受けた。

この訓練のおかげで、宇宙飛行士達は効率よく行動でき、科学的な目で自分達が何に注目すべきかを見る事ができた。

その結果、宇宙飛行士達によって多くのサンプルが地球に持ち帰られ、科学者達が自分達の研究を確認するための大変貴重なサンプルとなった。



もし、ヒューマロイドを月に送り込み、科学者達自身での探索が可能になったら、それは全ての科学者を実際に月に送り込むのと同じくらいの意味がある。


科学者達が彼ら自身で探索し研究の対象となるサンプルを探すことができるのである。


しかも、リモートコントロールによるタイムラグは、たったの3秒程度(←理論上の数値)とのことだ。


NASAは「1,000日後にヒューマロイドを送り込む。」と意気込んでいるそうな。


まあ、人間を送り込むのと違って訓練の手間が省けるし、大きなロケットを作らなくて済むというメリットがある。



だんだん、SF映画で描かれている世界が現実味を帯びてきたわけだ。


ということは、将来、自分の分身“アバター”に働かせて、遊び放題ってなことは・・・あるのかな目