報道によれば、米McAfee Inc.の日本法人であるマカフィーは4日、セキュリティ機能を備えた暗号化USBメモリ「McAfee Encrypted USB」(マカフィー エンクリプテッドUSB)を発表、15日より提供を開始する。
企業や組織において、従業員や交換されるデータのモビリティは、これまでにないほど高まっており、リムーバブルメディアデバイスの数は急増している。
そのためUSBメモリの使用を全面的に禁止した場合、情報漏えいは防止可能だが、利便性が大幅に低下し、ビジネスに支障を引き起こすといった問題がある。
「McAfee Encrypted USB」では、デバイス上に保存された情報を暗号化し、認証済みのユーザーのみデータを読み込み可能とするものだ。
AES-256など、業界をリードする高度な暗号化技術を採用することで、米国政府が利用する情報通信機器の満たすべき基準を定めたガイドライン「FIPS-140-2」に対応するなど、情報の移動先に関係なく機密データを安全かつセキュアに保つことが可能だ。
またデバイスに組み込まれたアンチウイルスエンジンがデータのウイルスチェックを行い、感染している場合にはウイルスを除去するため、感染ファイルを社内に持ち込んでしまうリスクもない。
さらにセキュリティマネジメントコンソール McAfee ePolicy Orchestrator(マカフィー イーポリシー オーケストレーター:ePO)の単一コンソールによる統合管理を実現した。
これはデバイスを全社規模で一元管理するとともに、レポーティング・監視することで、管理コストを削減しながら社内のセキュリティ強化を実現できるという優れものだ。
今後マカフィーでは、「Encrypted USBをデバイス管理ソフトウェア「McAfee Device Control」、およびエンドポイント暗号化ソフトウェア「McAfee Endpoint Encryption」などと組み合わせ、企業が自由にデータを持ち運びできるよう、リムーバブルメディアを管理する統合ソリューションを提供していく。」とのことだ。
ちなみに、メモリ容量は、1GB、2GB、4GB、8GBの4種類がある。
価格はそれぞれ、1GB:10,290円、2GB:15,750円、4GB:20,790円、8GB:36,750円(いずれも税込)。
尚、製品に搭載されているアンチウイルスソフトウェアのバージョンアップやDATの更新に関する費用は発生しない。