報道によれば、Microsoft が2月に配信したセキュリティ更新プログラム MS10-015 を適用後にブルースクリーンの発生が報告されていた問題で、米Microsoftは3月2日、「一時中止していた同更新プログラムの自動配信を再開した。」と発表した。
この問題についてMicrosoftは、「Alureon(別名:TDSS)というマルウェアの(=不正プログラム)の rootkit が原因になっていることが分かった。」と説明していた。
「rootkit が Windows カーネルのバイナリを不正に改変してしまうことにより、システムが不安定になって再起動やブルースクリーンが発生する。」という。
これに対処するため、「配信再開にあたって MS10-015 のインストールパッケージに新しいロジックを実装し、システムの状態に異常が検出された場合はインストールされないようにし、併せて、システムと MS10-015 との適合性を診断するスタンドアロンのスキャンツール Fix It も提供を開始した。」とのことだ。