報道によれば、昨年無料で提供された『Windows 7 RC版』(RC=リリース候補) だが、今月1日から2時間ごとの自動シャットダウンが始まった。
これは、6月1日の試用期限満了を警告するものだそうだ。
Microsoft は昨年春、Windows 7 の最終試験として RC 版を製作し、ユーザーにダウンロード配布した。
一部のサイトでは、RC 版のダウンロードについて、Windows 7 を「無料」で入手する方法として紹介していたが、Microsoft は RC 版の試用期限を設けている。
つまり、無料トライアルと表現する方が正確だ。
Microsoft技術者向けサイト『TechNet』には、2月1日付けの Blog 記事には「Windows 7 RC 版は2時間ごとにシャットダウンし始める。作業内容は消えてしまうことになる。」との記述がある。
そして使用期限が来ると、『Windows Activation Technologies』(WAT) は RC 版を Windows の正規ライセンス版として認識しなくなるのである。
Windows 7 公式 Blog の投稿記事によれば、「2010年6月1日には壁紙が消え、『当バージョンは正規の Windows 製品ではありません』という警告がタスクバーの右下端に現われ、非正規版となる。
これは、正規版の認証を必要とする追加アップデートやダウンロードが不可能になることを意味する」という。
そりゃそうだ。
体験版のソフトウェアがいつまでも使えるわけがないのだ。