毎週欠かさず観ている日曜劇場「JIN -仁-」も、いよいよ来週で最終回だ。
一昨日は、その第10話がON AIRされていた。
↑その患者の頭部から摘出した胎児性腫瘍の正体は?
脳外科医・南方仁が現代から江戸時代末期にタイムスリップしたのは何故なのか?
そして、元の時代に戻れるのか?
物語は怒濤の展開を見せた。
咲は自分に縁談話が来ているのだが、仁に打ち明ける事が出来ずにいた。
↑それを分かっていたのは兄・恭太郎。
「気が進まなければ、無理に進めなくていい。」と優しく諭す。
↑野風花魁に身請け話が来ており、その為の健康診断を仁に依頼する鈴屋主人。
だが、現代に残してきた恋人が野風花魁の子孫であるということを確信した仁は、野風花魁が身請け先の藩医と結婚をしなければ、その子孫である恋人が生まれないと思い、その野風花魁の左胸の腫瘍を良性のものであると判断し、「異常なし」と診断した。
当時、乳癌を「乳の岩」と呼んでおり、その治療方法においては華岡青洲(←日本で初めて麻酔を使用した乳癌摘出手術を成功させた)が確立した医療の一派・華岡流が有名であり、そこで学ぶ医師たちは乳癌治療の第一人者であった。
↓その華岡流の医師であるはずの佐分利医師は何故かそのことを「単なる噂」と片づける。
本当に野風花魁の左胸のしこりは良性のものなのだろうか?
疑問が渦巻く中、仁友堂にも転機が訪れる。
↑咲が仁に好意を抱いている事は誰もが知っていた。
それを知り、現代に残してきた恋人の事を話すことで知らないうちに咲を傷つけてきた事を実感する仁。
↑咲が野風花魁と会ってきた後、恭太郎と咲が帰宅すると、仁友堂の看板が下ろされていた。
↑仁は、自分がいかに咲のことを傷つけてきたかを改めて知り、橘家を去る決意をしていた。
↑野風花魁の左胸のしこりが乳癌かもしれないにもかかわらず、それを良性であるとして、そのまま身請けさせようとしている仁を「野風さんを見殺しにする気ですか?」と責める咲。
もしかしたら、そのしこりが悪性のものであった場合は、身請け先との結婚どころか待ち受けているのは死である。
咲はそれが許せなかった。
↑自分の行為をいくら現代に残してきた恋人のためとはいえ、医に反する行為だと感じ「鬼・・・ですよね・・・。」と自嘲する仁。
↑仁は、自分が居ることで周りの者を傷つけてしまう事を恐れ、この江戸時代において最も大切な橘家から去って行った。
↑咲が夢中になっていたのは医学ではなく、南方仁であるということを恭太郎は見抜く。
↑咲の最後の心遣い「揚げだし豆腐」。
あまりに健気な行為が切なかった。
異様な雰囲気が漂っている。
↑久我は邪魔な存在の龍馬を何としても無きものにしようとしていた。
↑龍馬は仁から刺客を遠ざけるために、わざと刺客を遠くへ引き付ける。
↑龍馬絶対絶命の瞬間、
↑刺客を背後から殴り倒し、「坂本龍馬はこんなところで死んではいけない!」と仁。
↑刺客の魔の手から免れるため、落下していく仁と龍馬。
↑だが、浮上してきたのは仁のみ。
龍馬はどこに?
「龍馬さん!」仁の絶叫がこだまする。
来週は、いよいよ最終回。
野風花魁の運命は?
咲は?
龍馬は?
そして、仁は元の時代に戻れるのか?