報道によれば、「Windows 2000とWindows XP SP2のサポート、2010年7月で終了」とのことだ。
Microsoftにしてみれば、とっととWindows7へ移行して欲しいのだと思う。
Windows2000はサーバー用OSのWindowsNTをベースとして開発されたOSで、初めて「落ちない(=フリーズしない)OS」として、評価が高かった。
実際、筆者・FireBlueが勤めていた職場では、Windows2000のマシンがフル稼働していた(←当時、年がら年中つけっぱなしで稼働させていても一切フリーズすることが無かった)。
Windows2000をベースに開発されたのがご存じWindows XPで、これも使い勝手のいい優秀なOSだった。
それゆえに、現在でもネットブックPCにはWindows XPが搭載され、Atomなどの比較的性能の低いCPUでも問題なく動作している。
Windows Vistaが登場した時でさえ、爆発的に売れたのはWindows XPを搭載したネットブックPCだった。
Windows Vistaは知っての通り、安定はしているが動作は重い。
快適に動かすには、高いマシンスペックを要求する。
その2つの理由から、PC初心者には敬遠されたし、PCを使いなれた者にさえソッポを向かれた感がある。
だからかもしれないが、そのOSとしての寿命は短かったようだ(その点に関しては、不安定さで話題となったWindows Meを彷彿とさせる)。
Windows 2000(サーバ版およびクライアント版)とWindows XP Service Pack(SP2)のサポートが2010年7月13日に終了すると告知しているので、それらのOSをメインに使用しているユーザーは、Windows 7へのアップグレードを考えなければならない。
Windows 2000は2005年に無償サポート期間が終わっており、現在は有償サポートと無償のセキュリティアップデートを利用できる「延長サポート」期間にあることは周知の事実だ。
そして、注意しなければならないのが、 Windows 2000からWindows 7への直接のアップグレードはサポートされていないということだ。
つまり、Windows2000からWindows XPにアップグレードしてからWindows 7に移行する必要があるということだ。
加えて、Windows XPからWindows 7への移行にはクリーンインストールが必要になる。
MicrosoftはWindows 2000ユーザー向けにアップグレードのためのリソースを集めた「End-of-Support Solution Center」を設けているので、それを利用する事をお勧めする。
ちなみに、Windows XP SP3のサポートは2014年4月まで提供されるとのことだ。
新OSへの移行には何かと費用と手間がかかる。
そればかりは、いつになっても変わらない・・・。