テレビのニュースや新聞で「人気グループNEWSのメンバーで俳優としても人気の山下智久(24)さんと錦戸亮さん(24)が1日までにインフルエンザA型を発症したと診断された。」との報道があった。
2人ともそれぞれ連続ドラマの主演を務めており、回復するまで自宅待機するそうだが、病状が悪化した場合は新型インフルエンザかどうかの検査を受けるとのことだ。
2人がそれぞれ主演する「ブザー・ビート」、「オルトロスの犬」両ドラマとも次回放送分の2人の出演場面が一部未収録のため、放送延期を含めて検討を開始したそうだ。
それにしても、この暑い時期にインフルエンザが流行するというのは、異常事態と言える。
通常、インフルエンザは空気が乾燥する寒い時期に発生し流行する。
つまり、インフルエンザウイルスの遺伝子レベルでの変化が異常なまで高まっていると推測できる。
ウイルスは細菌のように自己増殖する事が出来ない。
それゆえ、寄生した宿主(動物、人間等)の細胞の核に向かってウイルス自身の遺伝子を撃ち込み、その細胞内で遺伝子を組み換え、自身のコピー(=ウイルス)を生産させることで増殖する。
この時にミスコピーが発生すると、そのウイルスは突然変異を引き起こす。
それが、次々と新しいウイルスを生み出す原因の一つとなっている。
実際、ウイルスは抗生物質等により抑え込むことが出来るのだが、ある時期を境に耐性ウイルス(抗生物質の効かないもの)が出現し、猛威をふるう。
現実に、新型インフルエンザウイルスは“パンデミック(=感染爆発)”という形で世界的に大流行している。
完全にウイルスを遮断することは非常に難しい。
我々一般人に出来ることは、うがい、手洗い、マスクの着用等くらいだ。
この(新型ウイルス関連)ニュースに関しては注目していく必要がある。