新聞の報道によると、「人の命を奪う犯罪である殺人、強盗殺人等で公訴時効を廃止し、

その他の犯罪についても公訴時効期間を延長する」という法務省勉強会のとりまとめが公表された。


 これは非常に画期的な事だと思う。


 犯罪被害者からすれば「時効なんてものは関係がない。 犯人が逮捕されるか、

処刑されるまで納得は出来ない。」のである。


 個人的意見を言えば、全ての犯罪における公訴時効は完全に撤廃すべきであり、

全ての犯罪者は裁かれるべきである。


 己が欲望を満たすために、または、何らさしたる理由もなく犯罪に走り、

自分勝手な理由をつけては他人を傷つけたり、命を奪うような犯罪者は刑罰を科せられて当然である。


 被害者は、ある日突然に生命を奪われたり、または傷つけられたりして、

平穏であるはずの日常を一気に失う。

 ましてや、生命を奪われたならば、被害者の人生はそこでストップしてしまうだけでなく、

その遺族の人生をも狂わせていくのである。


 犯罪者どもは“元々相手を思いやる心を持っていない”というのが殆どであり、

目先の快楽しか考えていない。


 そんな犯罪者を野放しにするような公訴時効などもっと早くから撤廃すべきである。


 ごく普通の一般的な常識を持っている人間なら、犯罪を行おうとは思わないはずだ。


 犯罪に走っても何の得にもならない。

 警察に追われ、職場を失い、住む所も失い、家族・親戚や友人さえも失う羽目になる。

 一生を裏街道を歩かなければならなくなるのだ。 挙句の果てに待っているのは…。

 そんなものには明るい未来などない。


 真面目に働いて、家族や友人たちに囲まれて生活している方が幸せというものだ。


 

 今後は法務省内での検討なども経て法制審議会で諮問後、細部について審議するらしいが、

できれば、公訴時効は全ての犯罪において撤廃して欲しいと思う。