デュトワ(指揮)、フィラデルフィア管弦楽団
ここ一年くらいで随分とラフマニノフがよくわかるようになった。やっぱり自作自演を聴いたのがきっかけだったかも。
それ以降、ピアノ曲とピアノ協奏曲以外は聴いていなかったが、久々に交響曲を聴いてみた。初めて聴いたのは数年前と思うけど、何だかよくわからなくて寝た記憶しかないが、人間変わるもので凄く楽しめた。凄くラフマニノフらしい曲で、メロディーが染みる。
幻想曲「岩」はどんなゴツい曲かと思いきや、美しい自然の情感が感じられるような曲だった。
やっぱり音楽は勿論、芸術の良し悪しや好き嫌いは、すぐには判断できないと思う。一目惚れがどんなに強烈でもすぐに飽きてしまうものより、最初はよくわからなくてもだんだん理解できて好きになり、長く愛せるもののほうが良いものだと思う。