1. Frank Zappa: Apostrophe / Over-Nite Sensation
本来は2枚のアルバムなのだが、僕は2枚が一緒にパッケージされている盤を買ったので、これらのアルバムを聴くときは連続して聴く。ちょうどリリース順も続きで出されたのでちょうどよい。
個人的には非常に聴きやすいアルバムと思う。Zappa入門にもちょうどよい。非常に緻密で複雑・前衛的かつポップでヘヴィでファンキーでエロい音楽性がコンパクトにまとまっている。Zappa先生のギターも良い良い。
2. Joni Mitchell: Dreamland
ベスト盤だと思う。ただ単に過去の名曲を集めただけではなくて、オーケストラVer. にアレンジされた曲も数曲あり、このVer. がとにかく美しい。オリジナルとはまた違った感覚。
3. ラヴェル:ピアノのための作品集
プルーデルマッハー(ピアノ)
ピアノソロ作品全集ではない(グロテスクなセレナード、バラードのみ未収録)が、ピアノソロ盤のラ・ヴァルスもあり、ほぼ全集である。全編ライヴ録音。
ものすごく気に入った。今までラヴェルのピアノ曲のファーストチョイスはロルティ盤だったが、それに並ぶぐらい、曲によっては超えるぐらい気に入った。
テクニックが素晴らしいのは勿論、思わずダンスをしたくなるようなノリがある瞬間があり、このような感じは今までどのピアニストでも感じなかったので衝撃的だった。
去年、プルーデルマッハーのライヴで夜のガスパールを聴いたがその興奮が蘇ってきた。CD収録のライヴのほうがより調子が良さそう。
絶対またライヴで観たい。
ラヴェルはほかにオズボーン、タロー、デュモンが気になるなぁ。
4. 新実徳英:風を聴く・・・新実徳英作品集
・風音(鈴木良昭(クラリネット)、川田知子(ヴァイオリン)、花崎薫(チェロ))
・横豎(安田謙一郎(チェロ))
・風韻Ⅱ(中村明一(尺八)、菅原久仁義(尺八)、吉岡龍見(尺八))
・青の島(吉村七重(二十絃箏)、内藤洋子(二十絃箏))
・風を聴く(日本音楽集団)
アルバム名の如く、まるで風が鳴っているかのような音楽。優しい風もあれば、荒れ狂うよう風もある。東洋寄りだけど西洋的な感じも少しある。大自然の中に吹く風のような時もあれば、機械的な響きもする。非常に不思議な感覚に陥った。これは素晴らしい。一回ライヴで聴いてみたい。どんな感覚になるのだろうか・・・