『また歯茎から血が出てきたなー。』

ティッシュで止血しながらも思い返す。

それは遡ること10日程前。


朝起きると上の歯茎がパンパンに腫れていることに気づいた。

朝食後歯磨きをすると、至るところから出血が…。ティッシュで抑えながら止血するのを待つ。5分程経過すると、血は止まった。

『いつも通り様子を見て、腫れがひくのを待とうかな。』

このような症状は以前にも何回かあったため、とりあえず様子を見ることとした。


この日は休みであったため、午前中は洗車をした。昼過ぎになり、昼食をとる。

ピザトーストを食べながらもいつもと違う鉄の味を感じる。口の中を鏡で除くと上歯は真っ赤に。

『ケチャップか?』

と思いながらも舌で触ると鉄の味がする。

『違う、これは血だ…。』

また朝と同じところからダラダラと血が流れてきていた。

朝と同じく、ティッシュを使って応急処置。止血完了。得意の“様子を見る”。

そこからは何かを食べたり、歯磨きをすると同様の症状が続いた。


翌朝、目が覚めると枕元が血まみれになっている‼️恐る恐る鏡を見ると上の歯茎の至るところに血の塊が…。腫れの部位も広がり、腫れ具合も酷くなっている。

歯茎の痛みもあったため、急遽歯医者に連絡し、受診する事とした。


かかりつけの歯医者で検診、写真撮影、レントゲン撮影後に先生に相談する私。

私『昨日の朝から歯茎の腫れと痛み、後、出血が止まらなくて…。』

歯科医『この写真の通り、歯茎がかなり腫れて歯肉炎になってますね。虫歯は今のところは大丈夫そうなので、歯茎の部分の掃除と抗生剤を塗っておきます。抗生剤の薬も出しておくので徐々に治ると思いますよ。』

私『わかりました。ただ、出血がずっとダラダラ出てきて中々止まらないんですが、大丈夫ですかね?』

歯科医『おそらく、歯肉炎の影響だと思うので、腫れがひいてきたら治まってくるでしょう。』

そう言われて、『やっぱりいつもの歯肉炎か』と思いながら帰宅。


そこからは数日すると歯茎の腫れと痛みは徐々に改善していった。ただ、何かの拍子で出血することはあり、その都度対処していた。ただ、毎回止血に少し時間がかかり、口の中に血の塊が出来ていることもよくあった。



6月17日。

この日は休みであったため、5年生の長男とその友達親子と野球の練習。

長男は1年生から野球を始め、今でもプロ野球選手を目指して努力している。チームではギリギリスタメンを張る男。それでもわずかな奇跡と子供の夢を大事に、練習にはよく付き合う私。


この日も息子の友達の父親がノックを打ってくれたため、私も守備に入り何球か球を受けた。

『お願いします‼️』と言いながらもイレギュラーに対応しきれずに、右の太ももにボールが当たる。そんなに速い打球でもなかったため、痛みも然程ない。

その後、バッティングやら守備練習をして、子供と一緒に一汗流し帰宅。


息子と一緒にシャワーを浴びていると私の体の異変に息子が気づく。

息子『パパ、その太もものアザどうしたの?』

ふと指を刺された位置を確認すると、ソフトボールくらいの内出血が出来ている。

痛みはそれほどでもないが、大きな傷跡に驚いた。おそらくノックを受けた時にボールが当たったところであろう。ただ、前述したとおり、特に鋭い打球でもなく、ここまで内出血が広がる事などこれまではなかった。

ただ、動きには何の異常もなく、痛みもなかったため、いつも通りの日常を過ごす。


翌朝、仕事のために服を着替えている私の前を通り過ぎる妻が一言。

妻『その右足どうしたの!?』

私『ん??』

と指を刺されたところを確認する。すると昨日の内出血の後が広範囲に広がり、ドッチボール程の大きさになっている!!

二度見する程の内出血を見て、痛み以上の違和感と不気味さを感じながらも、仕事に向かう私であった…。


続く…。