新興国への海外送金
新興国への海外送金は非常に面倒であるだけでなく、着金確認がとれるまで気をもむことが多い。筆者は主にMoney GramとCITI Bankでの海外送金サービスを利用している。
Money Gramというのは海外の受取人が銀行口座を持っていない場合に有効な手段となる。昔は東京駅近くにブラジル系のイタウ銀行の東京支店があって、そこで受取人の名前と住所を伝えてお金を預けると数桁のreference numberをもらえる。その後に受取人に電話やメールでreference numberを伝え、受取人は現地のMoney Gramと提携している金融機関に行って身分証明書を提示し、reference numberを伝えると送られた金額を受け取ることができる。比較的小口の送金に用いられているようで、一回の送金の上限は1万ドル、一ヶ月の累計で150万円までとなっている。また、このサービスのメリットとしてはおおよそ10分後には送金先での引き出しが可能になるという点だ。現在はイタウ銀行の東京支店では扱っておらず、SBI RemittがMoney Gramと提携しており、オンラインで送金手続きができるようになっている。
CITIの送金サービスはMoney Gramで扱ってもらえる金額を超える時に使っている。CITIの店舗は邦銀に比べると当然少ないので、店舗まで足を運ばなければいけないのは面倒なのだが、新興国の場合、邦銀、国によってはそもそも送金を受け付けてくれないこともあるので、その点CITIBankのサービスはありがたい。ただし、国際送金の場合は直接送金できず、Correspondence Bankを経由することになるため、3営業日から5営業日かかることになるので、着金が確認できるまでは少しやきもきせざるを得ない。着金先でも、同様の心配があるらしく、送金手続きをした後に、CITIのRemittance Request Formをスキャンし、PDFで送ることが要求される。
証券投資の範囲だと発展途上国であってもCITIでも受け付けてくれるのだが、事業用資金の供与や、取引決済のための送金になるとたとえ現地のCITIの支店に口座を持っていても受け付けてくれないとのことだ。香港やシンガポールからだと送金しやすい可能性もあると思うので研究の必要があると思っている。
アサリドグボとGood Luck Jonathanの対立
一方、Goodluck Jonathanは言わずと知れた現ナイジェリア大統領。前任のヤラドゥワ大統領が死亡したことにより、大統領に昇格したことから、Goodluckという名前の通り、実力ではなく、幸運で大統領にまでなった男だと揶揄されることが多い。しかしながら、南部のキリスト教信者として初めて大統領になったことから、南部にすむナイジェリア人の期待は大きい。
本日のNigerian Newsでは、アサリドグボがJonathanを"He surrounded himself with greedy people"として、非難していることが伝えられている。これまでアサリドグボはJonathanを支持していたのが、どうして、批判するようになったのか、その明確な理由は明らかになっていない。Wall Street Journalによると、アサリドグボは南部の石油プラントの警備の対価として、ナイジェリア政府もしくは石油会社から高額の支払いを受けていることを伝えている。
もちろん、アサリドグボの立場からすると、対価の名目が警備費用であれなんであれ、そもそも現地住民にもっと利益配分があってしかるべきだとするものであろう。一方、政府からすると、今まで石油プラントを攻撃しておいて、警備費用として支払うというのはテロに屈したと取られかねない難しい選択なのだろう。
何が本当の理由で対立しているのかは不明確であるが、ひょっとしたら、Ngozi Okonjo Iwealaの改革で、アサリドグボへの利益配分が減らされたからというのも、ありえる理由であると思う。
いずれにしても、Jonathanにとっては、重要な支持基盤の一つであることに変わらないはず。状況の進展に注目したい。
