アスペルガー症候群の中でも微妙なグレーゾーンの子供は、
「少し変わった子」「難しい子」「手に負えない子」
として見られやすく、学校でも孤立しやすいのです。
決して知能が遅れているわけではないので、周りは正常な子として扱います。

人の上下関係が理解できず、先生や目上の人に対してタメ口をきいてしまう子もいます。
本人に全く悪気はないのですが、そのせいで誤解されることも少なくありません。
担任の先生には、家での躾がちゃんとできてないようだと言わんばかりの疎まれるような言い方をされます。
何度言い聞かせても直りません。同じなんです。それどころか逆切れが始まります。


このような言葉に関する特性は、直すことが難しいのです。
理由としては脳の機能的な問題があるとされています。

「目上の人に○○と言われたら、△△と返事をする」というような感じで、
ひとつひとつ教えていくしかありません。

母 :しっかりしないさい。
子供:何をしっかりすればいいの?

子供とのこんな会話でイライラした覚えはありませんか?

普通は、その話の流れで何に対して言ってるのかわかるようなモノですが、
アスペルガー症候群の子供には、言葉の通りを受け取ってしまうので、
このように的外れな聞き返しをしたりします。

相手の表情から考えや気持ちを察することが出来ないのです。

まだまだアスペルガーの特徴は沢山ありますが、おいおいお伝えしていきますね。

正直ここまで読んでくださった方は「それじゃあ もう諦めるしかないの?」と
思われたと思います。
私も専門機関に相談した時はそう思いました。
「そのうち大人になれば症状も気にならなくなります。」
結局 お医者さんは一般的な回答しか答えてくれないんです。

原因は脳の機能の一部の発達障害なんだから、もう治らないんだと…
大人になれば目立たなくなってくると気休めを言われても…
今が大変だから聞いてるのに…
実際に経験しないとわからないのです。親の苦しみが…
子育ては今日も明日もずっと続くんです。
毎日毎日どうしたらいいのかわからないまま
日が過ぎていきます。

そんなある日変化が起きました。