高温・多湿の気候になり、紫外線の強い梅雨時から夏にかけては、
肌トラブルが多くなる時期です。外気に直接触れる顔や頭皮は、特に影響を受けやすく、
炎症や湿疹が生じやすくなります。
その1つが、脂漏性(しろうせい)皮膚炎です。
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い場所(鼻の周辺や頭皮など)を中心に起こる皮膚炎です。
皮脂には本来、皮膚や髪の毛を保護し、潤を与える働きがあります。
ところが、皮脂の分泌量が多すぎると、吹き出物が出来たり(ニキビ)、皮脂に含まれる脂肪酸が酸化することで臭いを発する(加齢臭)など、厄介な面もあります。
脂漏性皮膚炎の場合は、炎症を起こして地肌が赤くなり、かゆみを伴います。
皮膚が荒れてかさつき、細かく剥がれ落ちる状態になることも少なくありません。
頭皮に症状が起こると、フケがたくさん出るようにもなります。
当初の症状が、他の皮膚炎(アレルギー性皮膚炎や刺激性皮膚炎)とよく似ているため、脂漏性皮膚炎とは知らないまま、かゆみなどに悩んでいる方はかなり多いと推定されています。
もし、炎症による赤み、かゆみ、皮膚のかさつきをくり返す場合は、脂漏性皮膚炎を疑ってみてもいいかもしれません。
脂漏性皮膚炎には、他の皮膚炎とは異なる大きな特徴があります。それは原因が、カビの一種(真菌)だという点です。
そのため、きちんと治療しないと、慢性化したり、再発したりしやすいので、早めに皮膚科などを受診して、検査をすることをおすすめ致します。
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