私なんかが学生の頃の英語の授業は、
教科書の文章を収録したカセットテープを回して、
その発声を習って声に出して教科書を読んだりしましたね。
でもまぁ、なかなか身に付かないわけですよ。
英語ってのは。
何でかなぁ~と、考えた挙句辿り着いた答えが、
「日本語を覚える際にはあった手がかりの不足」
と、言う事。
ま、その前に学校英語の目的の設定が大事でして、
ここでは「外国語を話す方々との会話」を最終目標とする場合
の話なわけなんですが。
赤ちゃんが声を発するのは、自分に目的があるからです。
お腹がすいた、ご飯が食べたいとか。
で、成長して言葉を覚えていくわけですが、
その過程はやはり近しい者、
つまり「親の模倣」、「親との意思疎通」なわけです。
で、親が誘導することもありますが、年を重ねるにつれて
子供は状況を見て、真似て言葉を発します。
最初から正確な発音じゃないけど。
表情、場所、相手・・・
「このシチュエーションの時に親はこんな様なことを言った。」
そんな記憶・体験を手がかりに模倣して発言するわけですね。
でもカセットテープをヒアリングするってのは、
そのもっと先の「電話によるやりとり」みたいなもので。
割とハイレベルなわけですよ。
手がかりが少ないから。音声だけだもん。
新しい言葉を覚え、やりとりするには
ちょっとハードルが高い。
ただでさえ、日本語と英語は文法が違いますからね。
勿論、学校で英語を学ぶ時期ってのは
日本語もある程度達者になってからなわけで、
赤ちゃんから始めるわけではないから、
ある程度、進んだ段階から始めても問題は無いとは思います。
教科書を見る、テープを聞く、ノートに書くと、
五感をフルに利用して覚える方法自体は有効だとは思います。
少なくとも最終目標が「英語で文章を書く」のであれば。
でも最終目標が、会話となると、やはり何か足りない。
「相手がこんな表情をしている時にこんなことを言った。」
とか、
「このシチュエーションではこんな身振りをしながら、
こういう言い方をする」
とか。
コミュニケーションにおける手がかりが非常に不足してしまう。
・・・映像とかあればもっといいんじゃないかなと・・・
映像があれば疑似体験として、シチュエーションを学べる。
その状況を理解する手がかりに満ちている。
こういう時、こういうキャラクターが、こういう身振りで、
こういう発言をする。
そうすると相手はこういうリアクションをする。
と、いった感じで。
そんな風に思ってしまったわけですが。
私なんかが考えることは頭のいい人は当然考えるだろうから
当然今は映像使ってると勝手に思っていますけど。
・・・どうなのかな?ニュースとかで聞いたことないけど。
だから、大学受験とかでヒアリングの試験で、
何かイヤホン的ものを耳に入れてんのとか見ると、
すこーし違和感感じます。
「ヒアリングするってことは、
みんな英語で日常会話くらい出来るのかな?」
って。
だって先に述べたように
私の中ではヒアリングって電話による会話の一環で、
それは言葉を覚える段階で言えば、
結構進んでるわけだから。
仕事で電話使う人ならお分かりかと思いますが、
日本語による電話のやりとりでも人の名前、
結構聞き間違えますよね?
聞き直したこと、ありますよね?
聞き取れなければ分かるまで聞きなおしますよね?
その行為をあのヒアリングテストはダメだと言ってるようなもので。
そら難しいぜと思うのですがね。
少なくとも私は英語で日常会話出切るレベルじゃなかったからね。
今の高校生は普通に英語で日常会話出来ちゃうのかな?