ちょっと時間が空いてしまいましたが、

自分自身の記録でもあるので書いておきたいと思います。

今こうしてスマホと向かい合っている時も、

頭の中で朝日堂の6人のアカペラ「A Lover‘s Question」が頭の中で回っています。

もちろん、保坂メインボーカルのです。

「ドゥンドゥンドゥンドッドドゥン・・・」

「パ・ドゥン」・・・

たたみます。

8月26日、

年中無休！観劇してきました。

名古屋公演3日間のラストデイ。

もともと前楽の昼公演のチケットしか持っていなかったのが、女神様の登場により、

大千穐楽も観劇が叶いました。

朝、新幹線に乗り、お昼前に到着。

駅からウインクあいちまではすぐでした。

開場時間から開演までは1時間あったので、のんびりしていた反面、会場以外の場所に行く気持ちの余裕が無く、

結局、早めに入りました。

入り口でフライヤーをもらいました。

今まで観劇した会場みたいな「束」ではなく、

ビニール袋に入ったほんの数枚。

けど貴重な「ENTA！」のフライヤーも入っていました。

CONVOY SHOWの公演のもありました。

博品館劇場ではおなじみのCONVOY、いつか観てみたいと思ってるのです。

このユニットのお一人が石坂勇さん、

THE CIRCUS！EP1で、ナディアが戦った相手でした。

グッズ販売のブースを一応確認。

すでに名古屋でのボールペン販売完了と知っていたけど、

やっぱりありませんでした。

北千住の初日公演に入って、グッズ全買いしたのにどうしてボールペンだけ買ってなかったのだろうと、

この公演での最大の後悔です。

ウィンクあいち、多層構造かと思いきや、ワンフロアなんですね。

客席を見渡すと、傾斜はあるけど2階は無い。

横幅は広いけど、鎌倉芸術館ほどではなくて、見切れ席は無いかな、という印象でした。

この日の昼公演は、

年中無休の全公演を通じて、一番見やすいお席でした。

そして細部まで見届けたい気持ちはあるものの、

オペラグラスを使うのは憚られるようなお席。

できれば棚に置いてあるレコードジャケットとか招き猫その他の置物、

流し台の上にある物もいろいろガン見したかった。

舞台の感想は今まで観劇して記事に書いたのでちょっと視点を変えましょう。

この「年中無休！」

複数公演観劇はできましたが、

回数はそんなに多くは無い。

それでも、いろいろ比較できて面白かったところがいくつかあった。

一番印象的だったのは、

「鉄骨」で与田と日置が来て、

すぐ加わった日置に対してなっかなか加わらない与田。

しばらーく、コイツ何してるんだろう、っていう場面。

回を重ねるごとに「右手さんと左手さん」劇場が繰り広げられる場面になっていって、

千穐楽公演のカテコでは、

八十田・追手門さんはキャスト入れ替えしてやるならあれをやりたいとまで言わしめた場面ですが、

台本には「ごまかす動き」としか書いてないと福ちゃんがカテコで言っていました。

カクスコ版では全く違う。

そこはウォーリー木下さん、中村育二さんとふぉ〜ゆ〜の対談の記事で読んでいたのですんなり理解してました。（stage navi Vol.23）

アドリブというか、毎回同じセリフだけど、本人が作っていたのだと。

あれ、初日公演では確かポーラさん的なイメージでやってたんです。

お友だちとも観劇後に話してたので記憶違いでは無いと思います。

それがすぐに右手さんと左手さんのシュールなお話シーンに変わってった。

いつだったか、レポで知ったのですが、

「ナチュラル・ハイ」で日置と辻がチューをしたという公演がありました。

でも、その公演以外ではそういうレポは上がってこなかった。

それと同じことのような気がしました。

「年中無休！」は、

ふぉ〜ゆ〜の公演だけどふぉ〜ゆ〜だけのものではなくて、

カクスコさんが作り上げた作品へのオマージュでもあったと思う。

往年のカクスコさんのファンも大勢観劇されていたし、

カクスコさんたちご自身も観劇されていたので、

あんまりふぉ〜ゆ〜色、というか、

ジャニーズっぽいおふざけを足して欲しくないなと思っていたのです。

だからチューが単なるアクシデントであり、

ファンが湧きそうなこととして毎回やるネタにならなくて本当に良かった。

ポーラさんも、GACHIのスリー爺さんが我先にとアタックする女性で、

あれを連想させてしまうのは封印したのではないかと思っているのです。

そういうジャニーズっぽいアドリブというかおふざけというのは、

今回本当にありませんでした。

全体を通して思い出しても、

いわゆるジャニーズの舞台っぽいアドリブは、

セリフにも動きにも、ほとんど感じられないくらいでした。

作品や劇団に対するリスペクトがあるからこそ、

と私は理解しています。

逆に、

ふぉ〜ゆ〜らしからぬ、

ジャニーズらしくないことはたっくさん出てくる作品でした。

舞台公演の序盤の頃は、

「ふぉ〜ゆ〜って下ネタ大丈夫なの？」

という呟きをいっぱい見ました。

「ジャニーズなのに」というのも。

下ネタいっぱいありますね。

日置なんて、下ネタが服着て歩いてるくらいの勢い。

冒頭で登場する場面が、

すっごい美人が通り過ぎたから与田も一緒に追っかけよう、って言い、

仕事そっちのけで全力で走っていく。

オンナとナニするときにはどうこう、というセリフもある。

保坂に向かって、脱輪したのは雨のせいだけじゃ無くて美人だったからじゃないのかと言い放つ。

与田、保坂、辻の3人で、遠くに見えるホテルを見ながら中で何が起こっているのか想像してムラムラ。

酔っ払ってケンカした末に、トイレでゲロを吐いている保坂とか、

寝てないと言いながらヨダレ垂らして居眠りしている日置とか。

もう、ほんと、しょうもない男子の集まりです。

でも、男性にとってはこれが当たり前何でしょうし、

こういうヤツ、よくいる、のでしょう。

私たち女性側から見ても、

身近な人でこういうヤツいるなぁと思います。

現に、

つい最近、職場で、やたらめったら取引先にいちゃもんつけているスタッフがいて、

「このエネルギーを仕事に向ければいいのに」と言って、

まさに日置がいいオンナに向けるエネルギーと一緒じゃないかと1人笑ってしまった。

保坂みたいな、

虚勢をはるヤツも、よく見かけるタイプ。

口では立派なことを言っているけど、実は物事あんまりきちんと考えてない。

ちょっと突っ込まれるとボロが出る。

だから余計に虚勢を張って取り繕ってるヤツ。

ちょいイヤなヤツ。

与田も、仕事はちゃんとこなしているし、物事をよく見ている。

でもどっかスイッチが入っちゃうとテンションが一気に上がってしまう。

辻の支え吊り込み足、にしても、追手門さんがくちゃくちゃと食べることにも、

高田社長との大激論にしても。

あんまり気づかなかったけど、

実は辻が一番、男友達としては頼もしいのかも。

非番の日曜は1人でサザエさんを見て大笑い、翌日まで思い出し笑いできちゃう。

「パーっとやりましょうよ」。

「人生、ワンツーパンチですよ」と言って楽しんでる。

けど、「鉄骨」では、最初こそ顔がでかすぎるなんて言われてるけど、それ以後の朝日堂の人たちへの仕切りは鮮やか。

追手門さんや与田から提案がでると、すかさずそれを推奨してみんなに提案し、

最後には全員でご近所を回るところまで導く。

高田社長だって。

常にエロ本を仕事場に置いておき、暇なときにそれを見たり、

掃除をしながらギター抱えて歌を歌ってる。

経営がイマイチなことを悩んでるのかと思えばそうでも無く、会社の経費を使って飲みの場を作っても結局大げんかになってしまう、しょうもない社長。

そこに妻のような味を出している追手門さんでも、整髪料に熊の油を使ってケモノ臭を発散していたり、

自分を褒めて欲しいだけのちっさい男だったり。

みんながみんな、愛すべきヤツですね。

泥臭い感じの芝居だけど、

ふぉ〜ゆ〜がやることで泥臭さとスタイリッシュさがいい感じに入り混じったものになった、

そんな気がします。

そういえば、

「ストーブ」のときに、

高田社長が「いいーな、いいーな」と歌うように言いながらみんなに教えてる2つの歌のこと、

あれ、名古屋では変わっていましたね。

「ひと夏の経験」と「泳げ！たいやき君」が似ている、

というのが今まで聞いていたのが、

名古屋では

「もろびとこぞりて」と「消臭力」が似ている、

と言っていました。

前楽の帰りに小耳に挟んだ情報によれば、

名古屋の夜公演（日にちは24日なのか25日なのか不明）から変わったんだそうです。

なんででしょうか。

それはぜひ大高さんに聞いてみたいものです。

名古屋公演、

「磯丸水産」などの地場産業的なお店の名前は変えてほしいな、

観客が聞いて、あの場所ね、とウフフと思うような変化はないかな、

とちょっと思ったけど、

それは無く、徹頭徹尾、全公演同じセリフでした。

それも首尾一貫してて良いのかも。

まだ書き足りない気がしますが、

ここで一旦アップします。

「年中無休！」大千穐楽の日の観劇きろく①