ふぉ〜ゆ〜にご縁のあった大森ヒロシさんの舞台、
「あほんだらすけ」
観劇してきました。



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私がチケット取りやすい水曜日を選んだら、
それが初日公演だったという、なんともありがたい日で。




下北沢に舞台を観に来たのはこれが3回目。



みんな大森さん絡みだという、
もはやファンなのかという勢いです。





ジャニーズヲタやってると、
帝劇とか日生とかが当たり前に思ってしまうけど、
芝居ってきっとこういうところが根っこなんだろうなって、
下北沢に来ると思う。



今日の舞台は初めて入ったところで、
きっと私が学生時代に、
シモキタに芝居観に来るような人になったらドツボになる、
と思ってた頃からあっただろうと思うような、
かなり年代物の建物でした(築3〜40年くらい?もっと?)。



チケットサイトで取ったチケットがよく見たら自由席って書いてあったので少々緊張気味に入ったけど、
なんかアットホームな感じでホッとして、
ようやくもらったパンフレットやフライヤーの束を見ました。






舞台は高さ50センチくらい、
観客席はクッションが置いてある、
とにかく舞台と客席が近いのですね。




でも、舞台の端には蓄光テープが貼ってあるところはどんな舞台(「それいゆ」「23階の笑い」「I Love a PIANO」)でも一緒なんだなと。




(舞台に貼ってある蓄光テープをチェックするヲタ)












舞台は、小ネタが連続して出て来る感じで、
前回行った「更地」という芝居と似た構成でした。




オムニバスというのか、
ショートストーリーが連続していっぱい出て来るの。


暗転しているほんの僅かの間にセットチェンジするのですね。



前から2列目だったけど、音も立てないし、全然気配もしないのでびっくりの連続だった。







周りの方々のリアクションが、
なんだか普段観ている舞台のとはだいぶ違っていて、
笑いたい時にはゲラゲラ笑うし、
面白いときにはテレビ観ているときみたいにセリフをリピしちゃってる方もいたり、かなりおおらかな雰囲気。





それをひとつひとつ受け止めている演者の方々の空気も伝わって来るのが、
本当に面白くて、
芝居ってこういうものなんだろうなって、
シロウト感覚だけど感じました。







爆笑の連続だった中で、
1つだけ、
マジなストーリーがあった。




お母さんが亡くなった主人公の男性が、
奇跡が起こって、
亡くした家族と団欒を過ごす話。



遺品の中にあった、
リコーダーや小学生時代の図画や通知表をとってあった箱の中身を観ているうちに、
私自身のこれまで子どもにして来たことをいろいろ思い起こしてしまいました。



もはやここで、
主人公が亡くなったお母さんを思うことに感情移入してません。




私が自分自身の過去を振り返ってました。





でも主人公の男性が、
その後に再会する家族との交流は、
観ていて楽しくて悲しくて。



ラストシーンのちょっと前に語るところでは、
タオル無しでは観られなかった。



気づけば周りの方々も啜り上げる音がいっぱい。







なんとなく、
異世代間交流というのは、
過去に観た気がして思い出していました。



ラストシーンで登場する女の子は、
田中れいなちゃんが演じていた彩に似てました。



用水路っていうワードを聞いた瞬間にいろいろ思い出した。





ああ、でも、
「縁」では誰も亡くなったりしなかったな。





なんて思い起こしている間も無く、
舞台は続く。







このストーリーがきっと今回の舞台の核なんでしょう。







そして、
忘れられないキャラクターがいました。



アメリカのマジシャンの通訳の役のボビー。



メイク濃いめ、タカラヅカ系。



キャラも濃いめ。




客席にピンポイントで呼びかけたり、
客席にコールを要求する、
グイグイくるキャラ。



前にもこんな濃いめキャラ観たっけなーー、
と思ってたら、
「フィフティ・シェイズ」の浜中文一さんとか佐藤仁美さんとか、
あの舞台だった。



「23階の笑い」のなだぎ武さんも近いかな。





グイグイくると、「参加してるー」感がわーっと上がるね。








そして、
カテコの後にアンコがあって、
オープニングで披露したダンスパフォを再度観せてくれた。





還暦くらいの方とか、
初老(でしょ?)の方とか、
みんな殺陣もやるしダンスもやる。



芝居をしてる人って鍛え方が違うんだなーって。


なんだか楽しそうって。


私も何かやりたくなってきちゃって、
リタイヤしたら私もオーディション受けたいな、
とか、
ヲイヲイなことを考えてしまった。





中学生の頃、
合唱をやっていた私の部活のそばで、
演劇部が声出ししていたのと張り合ってたこととか、
学生の頃に、
シモキタに通う友を観て、
ハマったらヤバイと思ってたこととか、
社会人ながら趣味でマーチングやってたときの熱い気持ちとか、
いろんなことがどわーっと押し寄せて来ちゃった。





行くまでは、
もしかしてふぉ〜ゆ〜の誰かが観劇に来てないかな?
などという不埒な気持ちだったのに、
終わってみたらがっつり芝居に心掴まれてたっていうね。




意外と私、芝居好きなんじゃん?



そんなことを一瞬でも考えながら、
シモキタを後にしたのでした。












(カテコで演者さんが、
どうぞSNSで拡散してくださいとおっしゃるのだけど、
私はいつものようなパーソナルなことしか書けなくて、
客席を埋めるお手伝いなんてできなくてホントすみません←誰宛?)