行ってきました、
新宿FACE。




浜中文一、初めての主演舞台です。





ここでも何回か書いてるけど、
文ちゃん、初の主演舞台、
そしてR15というヲトナ向け舞台。




こんな題材に抜擢されたことだけでも、
ふぉ〜ゆ〜担としては
「悔しい」と真っ先に思ったの。


そして、
「ならば絶対にその姿を観に行かなくちゃ」とも思った。




(決してR15だからではない)









久しぶりの新宿。

学生の頃から結婚するまで新宿は隅から隅まで歩き倒した街でしたから、
方向は大丈夫。



でも街並みは様変わり。













開場直後に到着すると、
場内は人でごった返してた。




お花など、
客席もロビーも撮影禁止だったので、
いろんな方から贈られているお花は全く撮影できませんでした(なのに撮ってる人いましたよ(怒)まったく)。





チケットはワンドリンク付きだったので、
題材もアレだからアルコール入にしようかと迷いましたが、
アルコールが入ると感性が鈍るのでもったいないかと思い、やめました。








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さて、こっからはネタバレありますのでご注意を。















すでに観劇された方のブログ記事を読んで、
主役の文ちゃんは冒頭から30分は登場しないと予備知識があったので良かったです(Th改めU担さんのNさん勝手にありがとうございます)。





冒頭に出てくる3人の淑女が、
世にも奇妙のタモさん的なストーリーテラー役なのですね。



私は佐藤仁美さんと文ちゃんがどんな風に絡みがあるのかと思っていたけど、
それは無かった。






3人の淑女、
家庭のストレス発散に読書会をしている、
その1冊が、
クリスチャングレイの小説なのですね。



だから淑女とクリスチャングレイは絡まない、
そうとわかれば納得です。




3人の淑女たち、
キャラもそうだけど出で立ちも強烈で、
ちょっとシュープリームスを勝手に連想しました。



佐藤仁美さんは比較的地味な女性役で、
後の2人は、
奔放な女子と、
ダイナマイトバディな女子で、
ダイナマイトな方は、
あの渡辺直美さんとかモリクミさんみたいな、
豊満なボディです。




その豊満さが、
この舞台にはふさわしい感じでした。



瘦せぎすな方では、
楽しい感じでなく痛々しい感じになりそうだから。




文ちゃんは、
題材が題材なら、
「華麗なるギャツビー」みたいな魅力的な役ですね。



単に趣味が変態なだけで。





文ちゃんがこういう芝居をやるよー、
というお知らせがあったときは、
文ちゃんすごいなー、
という感じだったのですけど、
いざ舞台観劇になってみると、
文ちゃんだからこういう感じに仕上がったんだな、
キャスティングした方、すごいわー、
という感じです。





普通のエロを通り越して、
変態の趣味の役なのですから。




そういう人格になるまでには、
過去の人間関係があった、
と、きちんと説明があるので、
単なる変態ではないこともちゃんとわかるから、
共感も感情移入もできるの。




主演は綺麗で清楚なお嬢さん。




ちょっと遠目にはマイコさんにも見える出で立ち。




そのアナスタシアが、
とにかく振り切ってるのね。




クリスチャングレイは、
変態だけど魅力的な人だから、
アナがときめくのは自然な流れ。









だけどだけど、
普通の恋愛にならないところがこのお芝居の魅力的なわけで。







セリフは下ネタバンバンです。



一般的な下ネタを通り越した言葉もバンバンです。




放送禁止、印刷も禁止?な言葉も、
劇中にあります。







でも、
何よりすごいのが文ちゃんの存在感なのですね。






何より、
歌が上手。





歌詞がしっかり聞き取れるテノールで、
ファルセットもちゃんと通る声で、
そしてセリフも聞きやすい。






アナとグレイのデュオも何箇所かあるけど、
2人の声が絶妙に絡んで、
歌詞がアレでなければ素晴らしいオペラでした。








観ながら、
「文ちゃん、振り切ってるなー」と感じることがしばしばありましたが、
それは文ちゃん以外のキャストさん全員にも言えることでした。






脚本を渡されたら、
どんな人もきっと最初はドン引きだと思う。

けどそれを自分のものにして、
ちゃんと言葉に出せる、
観客のリアクションを時々確認する場面があるので、
素に戻ってしまいがちなのを、
役のキャラのままやり続けるのがすごかった。








主役だけでなく、
キャスト全員の方が、
芝居も歌もダンスも、
きちんと魅せてくれました。




途中、
アドリブ?な感じのところもあり、
それもしっかり芝居になりきっていたので。







そして、
これは担当だからなのかもしれないけど、
つい、
「この文ちゃんの役、ふぉ〜ゆ〜ならできる?」と考えてしまいます。





4人を1人ずつ当てはめていったら、
私の印象では、
福ちゃんならこの役ができそうかと思った。





ザキさんだと、
グレイトギャツビーみたいなカリスマ性を醸し出すのが難しいかと思った。




辰巳さんだと、
カリスマ性はできそうだけど、
立っているだけで面白い言葉を発しそうな感じに見えなくて。




こっしーだと、
カリスマ性と一代で財を築き上げた感はできそうだし、
面白そうなことを言いそうなキャラもできそうだけど、
過去の女性遍歴のせいでトラウマがある、
という役所は難しそう。




ということで、
それを全部ひっくるめてできそうなのは福ちゃんかと。



これはあくまで私の個人的感想で。









浜ちゃんは途中、
他の演者さんにもアドリブでいろいろ命令しているシーンがあって、
存在感がすごかった。



その、
他の演者さんが、
男優さんはほぼ全員が、
QUEENのフレディーマーキュリーみたいなボディで、
マッチョで毛むくじゃらな感じ。



まぁ、
ジャニーズには絶対にいなそうな感じです。




ちなみにこういうかた、私は苦手です。。。






そんな方を相手にしても、
アドリブで様々な指示を出してる文ちゃんが、
やっぱり見ように依ってはギャツビーなのです。








イケメンでスタイル良くて、
そして仕事で成功して富と権力を手に入れている若き実業家。








また観たいと、
私も思いましたし、
今回ラッキーなことに、アフタートーク付きの回だったので、
脚本家の方が、
主演の人以外にも面白いことしてるので、
そういうところを観てもらいたい、
とおっしゃっていました。




ツイ情報では、
リピーターチケットも発売されているので、
また観たい。



でも、私は、
12月は23階の笑いとクロスハートがあるし、
それでなくても役員ゴトでギチギチのスケジュール。




ぜひ再演を希望します。



というか、
お時間があればぜひ観劇してほしいです。












脚本家さんもおっしゃっていましたし、
私も感じたのが、
アメリカなら陽気に笑い飛ばしてくれるけど日本では難しそう。



それを堂々とやってのけ、
観客の反応を直に受け止められる舞台という形で、
よくぞ実現してくれました、
という舞台だと思います。









とにかく、

日常のストレスが、スコーンと抜けます。

間違いないです。





ぜひたくさんの方に観てほしいです。



ちなみに、
私にとって、
全く泣かない舞台は久しぶりでした。