中学生から「パンツいりませんか?」と



文春オンラインの記事より

SNSいじめ、ゲーム依存、性被害……


子どものスマホ利用の実態はどうなっているのか。ジャーナリスト・石川結貴による『 スマホ危機 親子の克服術 』(文藝春秋)から一部抜粋して、子どものスマホ問題を紹介。






❸前回からの続き



中学生から「パンツいりませんか?」と



尚斗さんは「自分が振って、相手に返させる」ような会話で個人情報を聞き出したという。


たとえば「僕は横浜に住んでます」と自分の話をしたあとで、「キミはどこらへん?」と尋ねて居住地を返答させる。


「僕は大学生だけど、キミは何年生?」と振って学年を聞き出したら、学校での活動や友達関係などの話題につなげていく。



相手の話に応じて、「がんばってるね」とほめたり、「僕もそうだったから、気持ちわかるな」と共感したりすると、たちまち警戒を解く女の子も多かった。



「距離が縮まったら、『楽しかったけど、これ切ったらもう話せない。寂しいな』とか言うんです。たまたまつながってることを逆利用するっていうか、実際なんにもしないで切っちゃったら同じ相手とはもう話せない。



そういう仕組みって、お互いにいい感じになった場合には『連絡先、交換しなくちゃ』って焦りやすいと思うんですよ」



すぐに切れる関係性は、反面では「切ったら終わり」だ。このまま終わるのは寂しい、そんな相手の気持ちを突いてまずは自分の電話番号を伝える。


「お願いだから1時間以内にかけて。待ってるから、絶対だよ」と念押しすると、8割くらいの確率で女の子からの連絡があったという。



「そこからはショートメッセージとか、LINEでやりとりするとか、個人的につながる方法はいくらでもありますよ。


僕はヘタなことして逮捕とかされたくないんで、小中学生とはリアルで会いませんでした。


ただ、女の子たちは『誘ってください』とか、『前にも男の人と会った』とか平気で言ってくる。



『パンツいりませんか?』って下着を売りつけようとする中学生の子もいました」



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お話しをしたり、投げ銭を受け取るだけではない。


お小遣い欲しさに、下着を売ったりしている少女もいるのだ。。



これらの少女の行動は、その後脅しに利用されたり、次の犯罪へと繋がる可能性がある。大変危険だ。



パパ活でも、金銭絡みの約束(援交)をした後会うと、その事をネタに脅されるパターンが多い。


「学校や親、警察に言うぞ!」と言われた少女達は、バラされたくない一心で、相手のいいなりになってしまう


会ったその場で、卑猥な写真や動画、学生証などを撮影される刑事事件は沢山起こっているのだ。


そうなってしまうと後悔してももう遅い。。



その画像や動画は、アダルトサイトなどに売られ、リベンジポルノとしてネットの世界で出回る事となる。


思春期の彼女達が、そんな傷を負わなくても良いよう、この様な危険へと繋がる可能性をしっかりと啓蒙しておく必要はあるだろう。