夏にかけて増加する痴漢・盗撮 ほぼ毎日実施するパトロールに密着 




中京テレビNEWSの記事により抜粋


肌の露出が増える夏にかけて増加するという、電車内での痴漢や盗撮の被害。


卑劣な犯罪を防ぐため、警察がほぼ毎日行うパトロール。捜査のプロが目をつけるポイントとは。愛知県警鉄道警察隊に密着。



混み合う名古屋市の地下鉄。朝のホームで一般客に混じって痴漢・盗撮犯に眼を光らせる1人の男性警部補。


午前8時ごろ。さっそく警部補の元に同僚の警察官から不審な人物の情報が。


「カーキ色のTシャツにリュックサック(の男性)」





電車から降りて改札へと向かうのかと思われた直後、男性は途中で向きを変え、また列に並び始めたのだ。


「(他の捜査員が)伏見から帰って乗ったときに乗っていたやつが名古屋で折り返して、伏見で一旦降りて、次、栄で降りて」



男性は伏見で乗車後、名古屋で降りると思いきや、改札を出ずに再び戻る方向の電車に乗車。その後、伏見に一時的に降りましたが、再度乗車して栄に移動していた。





この行動に警部補は


「好みの女性いないかな、並んでいないかなという感じで物色してくるんで」


男性についていき、電車に乗り込むと、目の前には女性が。一見不審な動きは確認でき無いが、ホームに降りると、その場から移動せず、階段にもたれかかり左右を落ち着きなく見回す。



鉄道警察隊が男性を発見しマークしてから約40分後。痴漢や盗撮行為は確認できないまま男性は改札の出口へ。






しかしその後、スタッフの撮影した映像を警部補と確認すると


「これが女性なんだよね。(ここに)携帯見えるんですが、まあ怪しいですね」(村上警部補)


映っていたのは男性が女性の後ろに立ち、持っていたリュックの下に携帯を持つ様子が。


「普通に携帯持ってますよという雰囲気をつくりながら、スカートの下に携帯を差し向けて下着を盗撮するというやり方がほとんどですので、その準備段階かと思う」(警部補)





地下鉄で行ったり来たりを繰り返し、人を探すような素振りをした後の、この不審な行動。


電車から降りた後に、階段やエスカレーターの段差を利用して、前の女性のスカートの中を盗撮するという流れの前兆行動なのではないかと警部補はいう。






万が一被害に遭った場合、どうすれば良いのか


1つの方法としては、愛知県警の公式アプリ「アイチポリス」。ワンタッチで「痴漢です 助けてください」という画面が出せる機能があり、声を上げにくくても近くの人に見せれば助けを求めることができる。


また、愛知県警は情報提供が検挙に繋がる可能性もあることから、気軽に相談窓口を利用してほしいとしています。


【ふれあいコール(24時間 原則女性警察官が対応)】0525610184 (愛知)





自分がターゲットにならぬとも、情報提供は最大の協力であり、目撃情報はとても有力!


電車や混み合う環境では、それぞれの目で周囲を見渡し、卑劣な盗撮犯を野放しにしないようにしたい。