2018年12月17日付リリースで、タカラバイオ社がキノコ事業を雪国まいたけ社に譲渡すると公表されています。
雪国まいたけ社は株式の約半数をベインキャピタルに所有されています(残り約半数は神明)。
今回のように同業者あるいは周辺事業者を買収して企業価値を高めていくことを一般にロールアップ戦略といいますが、投資ファンド傘下のポートフォリオ企業によく見られる手法です。
さて、今回のリリースの内容を見てみると、譲渡事業は具体的にはシメジの栽培を行っている事業のようであり、あくまでもまいたけの栽培事業ではないようです。
すなわち、雪国まいたけ社のまいたけ生産を単に拡大するものではなく、製品ラインナップとしての取り扱い品目を拡大することになる、もしくは雪国まいたけ社の既存シメジ事業の強化ということになります。
(もしかしたらシメジとまいたけには研究や生産面での科学的なシナジーがあるかもしれませんので、この辺りは専門家でないと見えにくいところではあります。)
個人的な意見としては、シメジとまいたけは代替関係にある(すなわち限られたキノコ購買機会の中でどちらか一方を選択することはあっても両方を同時に買うことは少ない)気がするので、補完的な関係となるような新たな売り方の展開が必要になるのではないかと思いましたが、個人の主観なのでそうではないという意見もあるのかもしれません。
