エクスカリバー。


 昨今では、イコール中二病と呼ばれる最強の剣。


 そのスペックのほどを分析してみましょう。


①すごく切れる。


 まあ、当然ですね。

 聖闘士聖也、ファイナルファンタジー、その他多くの作品でも。


 もとは、王の石に刺さってた剣だから、なまくらじゃあないでしょうね。


②すごく光る。


 FATEって作品じゃあ、レーザービームをうってました。

 

 アーサー王伝説では、たいまつ100本分の光を放つ。

 敵は目がくらみ、反撃不可能。

 ・・・・おい、なんかずるくないか?


③人を選ぶ


 ブリテンの真の王にしか使えない、持てない。

 究極のツンですね。

 だけど、剣の鞘を持つ人は怪我もしなくて年も取らなくなる。

 永久に連れ添える剣なんですね。

 というわけで、デレの要素も最高です。


 だけど、アーサーのおバカさんは、鞘を真っ先に無くすという・・・。


④人を探す


 AD&Dに出てくる数十種類の中で、一番おっそろしいエクスカリバーです。


【第1形態】 真のブリテンの王が来るまで待つ。

        ビジュアルを守って、石に刺さって待つ傾向あり。


 形から入るのは、日本人だけじゃないのだ。

 


【第2形態】 来なければ、手近にいるやつの心を乗っ取って旅立つ。

        途中で乗っ取ったやつが死んだら、別の奴を乗っ取る。

        特殊なアイテムを持ってないと、抵抗の判定もない。

        100%のっとられる。


 おいおい、なんだ。この邪悪なソードはw


【第3形態】 「法を重んじ、善を行う」騎士の乗っ取りに成功。

        じゃなくて、運命の出会い。


        切れ味がまし、意思疎通が可能になる。

        一部の魔法、【主に邪悪に対する防御、探知】が可能になる

        

 心が通じ合える体を手に入れた状態。

 伝説の剣だから、乗っ取られた方も納得づく。

 というよりも、【法の剣】の言う事には逆らえないアライメントだもの。

 半分ギアス並みの強制力がある。

 キャラクターがうなずいて、プレイヤーが嫌がるというシーンもあるかも。


【第4形態】 「ブリテン王発見」


        ・通常+5が最高性能の世界で、+10の性能を持つ。

        ・邪悪な奴には+15の切れ味になる。

        ・伝説の性能を発揮します。

        

 ちょっとまて、最後の一文はなんだ?

 これはTRPGのルールですから、人間が審判をします。

 つまりこれって、【ゲームマスターが好きな能力をつけてよい】ってことです。

 強さ、そこなし!


 ちなみにこれは、1998年の段階の記録です。

 AD&Dには3rdルールに差し掛かり、一万を超える魔術の品が存在します。


 最凶の聖剣は、今日もどこかで産まれているかもしれない・・・・









 

中二病・邪気眼系

 不思議・超自然的な力に憧れ、自分には物の怪に憑かれた事による発現すると抑えられない隠された力があると思い込み、そのような「凄い力」がある自分を格好いいと思い込んでいる。また、そういった設定のキャラクター作りをしている。


 いやー、まさにアーサー王物語そのもの!

 ただし、実際にそうだった場合は格好いい。

 波乱万丈の人生が待っていることでしょう。


 妄想で、自分はそうかもしれない?

 って思うのはまさに中二病。


 騎士たちが寝物語の代わりに聞くのが、アーサー王物語ですから。

 まさに、騎士たちは中二病の英才教育を受けているともいえるかも。


 では、アーサー王物語に描かれるアーサー像と照らしてみましょうか。


 まず、アーサーは、ユーサー王の子どもですが、故あって孤児となっています。

 ですが、姉のモーガンは魔法使い。一説には妖精説もあります。


 師のマーリンは大魔法使い。これも妖精説がある。

 ヴィヴィアンという湖の乙女がいて、あのエクスカリバー(二本目)のもち主。

 

 超自然的な力と、妖精だらけの生涯。それがアーサー王です。

 エクスカリバーを引き抜くことで、隠された力を発揮してブリテンの王になります。


 王の血を持ち、妖精の加護を得て、キリストの十字剣(エクスカリバー)のもち主。


 中二病が結晶化していますね。


 そそ、エクスカリバーに関しては諸説が五万とあります。

 アメリカ人が単一のゲームで定義したエクスカリバーが、少なく数えて10種類以上あったとかw。

 ゲームの内側くらいは、ひとつにまとめろよなーって感じですけど。


 現実世界、歴史学においてもエクスカリバーは諸説がたくさん。

 共通していることは世界中の中二病の心をつかむ超設定の集まりなんです。

 


 




サブカル系・中二病

 流行に流されずマイナー路線を好み他人とは違う特別な存在であろうとする。別にサブカルが好きなわけではなく他人と違う趣味の自分は格好いいと思い込んでいる。


 なんか、終わってる気がしますよね。

 組織としても、イデオロギーとしても。


 実際にオワコンでした。

 時代でいうと13世紀。1220年1240年くらいです。

 アーサー王伝説が一つの完成を見たのもこの時代です。

 最後の大規模な十字軍が行われたのもこの時代でした。


 この時代以後、騎士の教養は文学や錬金術に傾倒し続けてゆきます。


 詩人を雇って自分の歌を書かせたり、くそ重い鎧を買い集めて散財したり。

 ドンキホーテに徐々に近寄っていく過程をつぶさに観察することができます。


 ジャンヌダルクの時代である15世紀、1400年代前半はサブカルチャーの最高潮です。


 騎士があだ花と呼ばれ、急速に時代から消えてゆく時代でした。


 神秘主義や、サブカルチャーが世界を動かしたことはあります。

 でも、長期にわたって、維持と継続に貢献した例を少なくとも私は知りません。

中二病・DQN系
 反社会的な行動や不良を演じ、格好いいと思い込んでいる。根は真面目であったり、臆病であったりするので本当の不良にはなりきれない。喧嘩や犯罪行為に対する虚言が多い。「DQN」とは『反社会的な人』や『迷惑な不良系』を表すネットスラング。

さて、ここからはちょっと真面目な展開です。

仮にも、歴史・ファンタジー研究所ですからね。


結論から言うと、騎士は迷惑な人でした。


【人殺し】を鍛錬し、【戦術】【戦略】の専門家。

この一点にして、すでに誰かの迷惑が前提なんです。


極端すぎる聖騎士の思考。

たとえるならば、キリスト教原理主義的思考。

そのかなり最悪な例にとってみましょう。


① 異教を信じている。なんと可愛そうな人たちだ。
② この人たちはいずれ間違いなく地獄に落ちる。
③ 産まれたときは清浄な魂を持っていたのに、異教に触れてこれからも汚れ続けるのだ。
④ ならば、前倒しにあの世へ送れば浅めの地獄で済むだろう。
⑤ つまり、これは虐殺ではなく救済なのだ。

 中世において異教徒への侵攻理由となった理論の一つです。


 中二病を土台として、国家と宗教が背中を押して暴力を奨励した。

 反〇教育というのも、その傾向を強く持つように思います。

 十字軍は、中二病の集まり。すなわち、厨二軍である、


 さて、今回はもう少し掘り下げてみましょう


 そもそも、中二病とはなんなのか。


【自己愛に満ちた空想や嗜好】


 ああ、なんだかもう。

 これ自体が、騎士そのものじゃないですか!

 

 これをなくしたら、騎士じゃない。

 ただの馬乗りか、槍使いに格下げ安定ですね。

 

 王や姫に対する忠誠心や自己犠牲。

 これも、心理学的に見たら自己愛の裏返しといえます。

 怖い言い方をすると、幼少から国家や王の神聖を絶対とするのが貴族教育といえます。


 wikiより抜粋すると。


 千野帽子 は小説『ドン・キホーテ 』を「主人公は色メガネを通して世界を認識している。人々は彼を言いくるめるためその妄想を否定せずに付き合ってやるが、そうしてますます彼は自分の妄想にのめり込む」という悪循環から、「50歳からの中二病」という副題を付けたいとしている。


さて、この中二病ですが、更に細分化できるようです。

次回は更に突っ込んだ話をしてみましょう。