2017年8月9日、朝6時頃。

目を覚ますと頭が痛く、隣で寝ていた妻を起こした。

よく言われる脳出血の際の激しい痛みではなく、軽いものであった。

だからいきなり救急車を呼ぶことにはためらいがあった。

妻は「まだかかりつけの病院はまだ開いてないからそれまで寝るよ!」とふとんに潜り込もうとする始末。私はこのまま寝てしまうことに何となく恐怖をおぼえ、「それじゃー俺死んじゃうよ」と妻が寝てしまうのを何とか防ぎました。

妻はいらいらしながら、それじゃ救急車を呼ぶべきか否か相談するとこがあるからそこにかけるよその電話番号を調べ出しました。

その電話相談に状況を説明しているころには私自身自分の状況は普通じゃないと気づき始めいました。電話相談の方にも今すぐ救急車を呼んだ方がいいと言われ、やっと救急車を呼んだ次第です。

寝室は2階でしたが救急隊員の間もなく到着との電話に救急車が来るなら降りてようと階段を下りかけた途中で足がもつれ一人では下りれない状態になってしまいました。私は「おかしいのかなぁ?」と一言いいました。もし私に奇跡が起こらなければこれが最後の一言になっていました。妻に支えられ何とか1階まで下りると玄関には既に救急隊員は到着していました。担架に寝かされるときには意識が薄れ始めていました。隊員が片麻痺を示す専門用語を使い、その症状が出てるなと言った直後に意識を無くしました。救急車が出発する直前にも何となく意識はありました。と言っても目が開いたわけではなく、苦しかったのを記憶しているくらいでした。