小山卓治と言葉 | When Poets Dreamed of Angels

When Poets Dreamed of Angels

変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。

最近、生ぬるい音楽ばかり聴いていたから
強烈な一撃を与えてくれる曲が聴きたくなった。

そんな時に一番最初に頭をよぎるのは
「小山卓治」。

彼の歯に衣を着せないストレートな言葉、
そして真実・・・

「欲望」という曲の
「闘いがないから平和がわからない」
というフレーズ。

戦争を肯定してるわけじゃない。

でも平和しか知らない人間に
平和の良さを説くのは非常に難しいことだ。

傷つくことによって、人の痛みがわかるようになるのと一緒。


そして「Gallery」という曲の
「生きる理由も見あたらない、死ぬための理由もない」
というフレーズ。

何年か前に中学生の友達同士二人が
飛び降り自殺したことがあった。
その時、遺書にこの言葉が遺してあった。

二人が小山卓治を知っていたのかわからないけど、
きっとそう考えてる人は少なくない気がする。

夢を持てとかやりがいとか色んなプラス思考で
溢れている世の中だけど、
この中学生は生きる理由も死ぬ理由もないけど死を選んだけで、
実際は生きる理由もないけど死ぬ理由もないから死なないだけ
という人がほとんど、そんな気がする。
(あくまでも個人的な推測)

俺だってこのブログでは綺麗事を並べてるけど、
実際はもっとドロドロとした救いようのない
イヤなヤツだったりする。
俺の心の中は誰も知らない。
心の奥の暗闇・・・

「そんなことないよ」とか「普通だよ」とか
そういう言葉を言って欲しくて
書いてるんじゃない。

真実を書いてるだけ。
自分でもそういう自分がイヤになる。

結局、俺も
「生きる理由も見あたらない、死ぬための理由もない」
だけの人。

「君は輝いてなんかない、ネオンの光を反射してるだけ。
 自分が幸せかどうかをいつでも誰かに決めてもらってる。」

全くその通り。