僕には昔からの夢がある。それは綺麗な女性と結婚、幸せな家庭を築き、生涯を共にすること。
僕は中学生の頃から、コミュニケーション能力、容姿両方にすごくコンプレックスを持っていた。人と話すのが苦手だったし、見た目もメガネで頭が大きく、自分でも分かるくらいダサくて嫌いだった。イケてる同級生を見ては、いつも劣等感に苛まれた。陽キャラ、陰キャラという言葉も心に突き刺さった。陰キャラと呼ばれる人達の好むアニメとかには興味は湧かなかった。むしろ、クラスの可愛い女子についての話の方が興味があった。でも女子に全く相手にされることもなければ、陽キャラ集団に加わることもできず居場所のなさを感じていた。中高学生時代、僕はひたすら耐えた。良い大学に行きさえすれば人生は変わる。メガネをコンタクトに変えて、髪も染めれば俺にも青春がやってくる。。。
実際、大学生活は青春を謳歌できたと言って良い。幸い入った部活に恵まれ、僕の性格、容姿、自己肯定感も大きく変わった。業界でもトップクラスの会社に就職することもできた。この時、僕はどんな環境もプラスに捉える思考であったり、根っこの部分での自信というのも見出していた。
その後、社会人1年目で学生時代から付き合っていた彼女と別れるのだが、そこからの恋愛は自分の目指したところには到達していない、不満足な結果に終始した。
そこで思うのは、ほっっっとに人生っては、思うように行かないってこと。何でこんなにうまくいかないだろうってくらい、望んだ結果にならない。特にこれまでの試験とか就活とかと違い、恋愛は相手の女性ひとり、他者がどう動くかという問題だ。1番アンコントローラブルな存在というわけだ。
こんなにも試行錯誤してやってきたが結果を出せない。俺に足りないものは… たぶん見た目は大きい。イケメンじゃないから。正直、美女はイケメンの中から性格の合う人を選ぶと思う。土俵はイケメンにしか上がることを許されていない。
清潔感とか生やさしい言葉が広がっているが、現実はそんな甘いもんじゃない。マッチングしたと思ったらメッセージが続かない、デートに行けるようになったと思ったら、2回目がない、3回目で告白できたと思ったらLINEをブロックされる。そして、結婚はそのはるか先にある…
もう何て果てしない道のりなんだ。俺はこれからどうすればいいんだ。おしゃれと言われるし、見た目も清潔感があると言われる。筋トレもしてて筋肉質だ。肌の手入れもかかさない。聞き上手と言われる。
もう無理だ。俺のスペックでこれ以上どうしろというんだ…。