ラーメン屋再建物語

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自称接客師の

ラーメン屋店長お仕事ブログ

自称「接客師」の男が


そろそろ会社を出て独立しよう

なんて考えていた時

赤字経営ギリギリのラーメン店に配属された。

使命は会社にとって収益のある店にすること。


会社の理想と自分の理想をすり合わせ
店を切り盛りしていきながら

独立前の自分の総仕上げをする物語。


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さて前回のブログ

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求める数字:損益分岐点(円)=
X(エックス)
その計算に使う数字:食材費=X(エックス)×a(食材比率)%
じゃ、X(エックス)の解が出ないじゃないか
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という問題がありまして、
今回はその計算方法です。


【食材費率(%)が含まれる際の損益分岐点の売上金額の計算方法】

①食材費以外の全部の費用を計算する
②過去のデータから食材費率を出す
③その費用の合計を(100%-食材費率(%))で割る


これで出る金額が、あなたのお店の食材費を含んだ損益分岐点の売上金額です。

式で追っていきましょう。
例えば
食材費以外の費用の合計金額を計算したところ150万円、
食材費率は大体32.0%だと判断したとします。

X(エックス)を求める損益分岐点の金額として
Xは全ての費用の合計ですから
X=150万+(X×32.0%)   
X=150万+0.32X
X-0.32X=150万     両辺から0.32Xを引きます
④(1-0.32)X=150万
X150万÷(1-0.32)  両辺を(1-0.32)で割ります
X=150万÷0.68
X=220.58823…万
   =2,205,882.3…

よって損益分岐点の売上高は約220万5,882円とわかります。

数式が苦手な人はの式を見て、当てはめて考えてください。
求めるX(損益分岐点の売上金額)は
150万円(食材費以外の費用合計)を
100%から食材費率32.0%を引いた数字(1-0.320)
つまり0.68で割っている式になりますね

これで損益分岐点の売上金額が出ました。

2010年3月

売上推移が判明したところで
損益分岐点を計算します。

過去の営業データがある場合
FLコスト(食材費と人件費)や水光熱費なども
詳細数字の予測が立てやすいので
出来るだけ細かく調べていきましょう。

基本となる出費
・賃借料
(お店の家賃。駐車場などを借りているときはその分も忘れずに)
・人件費
(現在の営業状況で最低のスタッフ雇用で計算)
・食材費
(過去の営業からパーセンテージで算出します)
・水光熱費
(現時点の営業での水光熱費で計算してください)

忘れがちな出費
・宣伝広告費
(臨時でチラシを撒いたりした場合は大丈夫だと思いますが、毎月固定で貸看板などを契約している場合は忘れずに)
・求人費
(媒体を使って求人をかける場合、おおよそでかまいませんので計算してください)
・まかない

ちょっと計算が難しい出費
・管理費
(例えば、毎年の保健所の検便や、地域の町内会費などです)
・減価償却費
(お店を出したときの出店の費用なども、いち店舗で計算するならばここに入れて計算してしまいましょう)
税理士さんと契約している場合その支払などもそうです。
これらは会社組織でいくつかの店舗を経営していて
あなたが1つの店舗の責任者の場合は
事務所費などの名目で、会社全体のまとまった支払いを
各店舗で分担して
毎月お店の決算書に計算されていたりもします。

損益分岐点のわかりやすい計算の仕方などは
いずれテーマ[飲食店の授業]でやりたいと思います。

ここまで、順に真剣に読んで頂いた方は

求める数字:損益分岐点(円)=X(エックス)
その計算に使う数字:食材費=X(エックス)×a(食材比率)%
じゃ、X(エックス)の解が出ないじゃないか

と気づいた方もいるかと思いますが
その問題の解決方法は、また次回。

参考までに具体的に私の就任したお店で計算してみましょう。
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2010年3月

まず確認したのは毎月の売上高の推移詳細と
現状の損益分岐点の把握です。

オープンしてから8年が経っているお店でしたが
売上推移は6年目(2008年)くらいまでは、そこそこの推移をみせていました。
グラフは私が就任直前までの売上推移グラフです。

問題は6年目と7年目です。
例えば2月度の売上は
2009年 82.0%(2008年対比)
2010年 71.9%(2009年対比)

つまり2010年は2年前の2008年に比べると
82.0%×71.9%=58.9%

え。。。
2年間で、まさに売上半減です


損益分岐点を出すまでもなく 
売上が2年前に比べて58%になっても利益が出ているような飲食店は
この世界に存在しないでしょう。

直近の売上だけでなく
過去に遡れる限り(ある程度信用できるデータが残っている限り)売上を調べ、
その推移を把握することは
お店のキャパシティーを理解するうえで非常に重要です。

次に損益分岐をしっかりと計算して
通過点として目標にしなければならない売上高を決めます。