自分用

まだまだ記事、貼っておきます。(*^^*)
今回、トレーシーがキスクラにいてくれて
嬉しかったですね~。
















THE PAGEより

米メディアが羽生の世界選手権の逆転勝利と、その裏にあった葛藤を報道

ヘルシンキで開催されたフィギュアスケート世界選手権で羽生結弦(22、ANA)が、フリーで自らが持つ世界記録を更新する高得点をマークして、3大会ぶり2度目となる逆転優勝を決めたが、世界のメディアもさっそく反応。ニューヨークタイムズが、羽生に焦点を合わせた記事を掲載、「目もくらむような眩惑的なフリースケートが羽生を優勝へと引き上げた」という見出しで報じた。

「ピーク時から2年以上がたっている羽生だが、若く、しなやかな日本のスターは、土曜日のフリープログラムの始めから終わりまで、彼であった」

 同紙のクラレ記者は「羽生は時に舞い上がり、時にはとどまり、最初の4回転ループを決めた。そして、彼のスタイルでもって、彼の多くのシリアスで難しいプログラムをうまく操縦した」と表現した。

 そして、ブライアン・オーサー氏とともに羽生をコーチしているトレイシー・ウィルソン氏の「今日のユズは、別のレベルにあった。そこは到達しようと思ってできるものではない。トレーニングをして、あとはそこに到達できるように希望を持つことだけ」と、いうようなコメントを掲載した。

 記事では、今季途中で羽生が4回転ループに挑戦し、その4回転ループも含めた4つの4回転を組みこむフリーの難しいプログラムに当初、ウィルソンコーチが反対していたという事実を明らかにした。
 
「何かが取られそうになったとき、それがモチベーションとなる。彼は19歳でオリンピックのチャンピオンになり、そこから落ちないようにすることを学ばなければいけなかった。彼は注目に値すべく、素晴らしくそのことを学んできた。4回転ループと4度の4回転を加えるとき、我々は彼に聞きました。“あなたには本当にこれが必要なのか”と。4回転ループと3度の4回転ではいけないのか?と」

 ウィルソンコーチはが、そう投げかけると、羽生は拒絶したという。
「彼の答えはこうでした。“このスポーツを押し進めたい。自分自身をもっと高めたい”と」 

 コーチ陣からすれば、やはりミスを冒すリスクを減らしたい、しかし、羽生にそういうネガティブな発想はなかった。今季のシーズンの最後を逆転優勝で飾った裏には、こんなチーム内の葛藤があったのだ。

 その背景には、アメリカのネイサン・チェンや宇野昌磨らの若いスケーターが台頭がある。

「ソチ五輪で金メダルを獲ったときには19歳だった羽生は、22歳で再びトップに戻ってきた。来年は韓国平昌でのオリンピックを控えている。羽生は、過去の2大会においてフェルナンデスに破れた後、若いスケーターによる新しい波が来ており、技術のレベルが上がってきているのを見た。羽生は、今シーズン、喜んで新しい挑戦をすることを決意した。4回転ループを成功させた初めてのスケーターになったのだ」

 ニューヨークタイムズの記事は、羽生自身が自分を高めているのであれ、若いライバルが羽生を押してきているのであれ、彼らの争いによってフィギュアスケートのこれまでの限界を広げていると見ている。

 また記事では、羽生が試合後に「科学的なことでいえば、人間は5回転まで飛べるらしいです」と、5回転ジャンプについて話したことも取り上げた。

 世界を驚愕させる羽生の挑戦は、まだまだ止まることはなさそうである。


コーチ陣と話し合いを持ちつつ、結弦くん
の考え、選択には、いつだって意味がある
ように思う。


デイリースポーツより

【羽生の逆転V採点詳細】ほぼ究極、構成点で圧倒、ライバルには伸び代も
「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)

 羽生結弦(22)=ANA=が男子フリーで歴代最高となる223・20点をマークしSP5位から3季ぶり、日本男子では初となる2度目の優勝を果たした。圧巻の演技を見せつけたが、具体的にはどのような点がライバルたちに勝っていたのか。採点表をもとに振り返る。


 まず、大きく差をつけたのは構成点だった。スケーティング技術、要素のつなぎ、身のこなし、振り付けや構成、曲の解釈という各項目で採点を受けるが、羽生は97・08点を獲得した。構成点だけを見ると、5位のパトリック・チャン(カナダ)が94・92点、4位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)は転倒があったものの94・52点、2位の宇野昌磨は94・42点と続いたが、金博洋(ボーヤン・ジン=中国)は86・0点と水をあけられている。ネーサン・チェン(米国)は84・78点で、羽生との差は12・3点。これは4回転フリップの基礎点に匹敵する。

 構成点はまとめて「表現力を評価する」と言われることもあるが「スケーティング技術」という言葉にもあるように、足さばきや姿勢といった技術に裏打ちされた面も採点化されている。いわゆる表現力に加え、こうした面が羽生の強みであることは数字に表れている。

 もちろん技術点にも違いはある。基礎点上、羽生の最大の得点源は後半に配置している4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプ。ここを今季初めて成功させただけではなく、2・43点の出来栄え点を加えた。残りのジャンプも8本中7本で2点台の出来栄え点で、ほぼ究極に近い完成度だと言える。さらに上を目指すとなると、新たな4回転ジャンプを入れる必要がありそうだ。

 ネーサンは冒頭の4回転ルッツで転倒した後、合計6回、4回転ジャンプに挑戦したが、4回転サルコーでの転倒、予定を変更して挑んだ4回転トーループ-3回転トーループでバランスを崩すなど出来栄え点でのマイナスが大きかった。

 ネーサンは四大陸選手権では冒頭に4回転ルッツ-3回転トーループを成功させ20・33点(今回の冒頭はルッツ単体となり9・6点)をマークしている。同様のパフォーマンスを出せれば、羽生との差は一気に縮まる。また金博洋は4本の4回転を成功させているが今回の出来栄え点は冒頭のルッツ以外は1点台。3回転ジャンプも含め、それぞれの完成度に磨きをかける伸び代はある。

 宇野は3回転ルッツで踏み切りが明確でないとして「ノットクリアエッジ」と判定された。構成点の高さから、羽生を上回るには新たなジャンプや技の出来栄えを高めていく必要がある。いずれにせよ、SPとフリーの両方をそろえることや、細かなミスをどこまで減らせるかが平昌五輪の金メダル争いを分けそうだ。

 【上位選手の得点()内はSP/フリーの順】(単位は点)

(1)羽生結弦 321・59(98・39/223・20)

(2)宇野昌磨 319・31(104・86/214・45)

(3)金博洋  303・58(98・64/204・94)

(4)ハビエル・フェルナンデス 301・19 (109・05/192・14)

(5)パトリック・チャン 295・16(102・13/193・03)

(6)ネーサン・チェン 290・72(97・33/193・39)


フリープロトコル
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今大会の男子は
SP100点越え、パーソナルベスト続々
・.SP90点台でも最終グループに入れない
4回転ジャンプの本数が優位に立てる
わけではない
・フリーは、TES100点越えないと勝負に
ならない
総合300点台でも表彰台に乗れる保証はない
・語り継がれる神大会
・語り継がれる最高の逆転劇


300点が普通になって来た
仙台放送さんのキャッチコピー通り
なった大会でした。(^^)

レツクレの大好きな3A後の
グラン・バットマン
今季の中で一番美しかったです。(´▽`)


 




(画像と記事文は感謝しつつお借りしました。)