こっちの人のキャラがいや!とかさんざん言ったけど、優しい人もいっぱいいた。
ルートキープ3回失敗しても、「いいよ、入るまでやって。ごめんね」と言ってくれる患者さん。
「ぐっもーにん」と言いながら、「ワシは英語にがて」というおじいちゃん(笑顔が超かわいい)。
いいキャラしてる。
うるさいうるさいと思っていたおばさんも、「あげるわ」と折り紙くれたりね。
看護ってキツイし辛いししんどい。
けど、それだけじゃない。
それは整形でも同じみたい。
私がオペを出した患者さんは、私がその後担当すると「おっ」という顔をしてくれる。
その患者さんの緊張の大事な局面に立ち会わせてもらってるんだなあと思う。
なのに、まだまだまだまだ勉強不足で、至らなくて、分からないことを誤魔化したり。
ダメだダメだ、そんなんじゃ。
やっぱり私はここでもちゃんと仕事をするナースになろう。
この仕事、逃げずに立ち向かった先には、必ずなにかの学びがあるから。
それは私を強く優しくしなやかにするためにすごくすごく大切なこと。
2年目の子が仕事を辞めた。
よく頑張ったなあと思う。
もう少しがんばったら、多分、もうすこし良いことも見えたかもしれないのに。
うーん、でも、最初から整形では、なかなかやりがいを見つけにくいかなあ。
患者さんに目に見えて感謝されない科だから、ここで新卒から頑張ってる子たちは、ほんとうに辛いだろうなあと思う。
手応えをなかなか感じれないだろう。
わたしは今まで小児科、神経内科の患者さんに、たくさんたくさん、怒られ、感謝され、拒否され、頼られ、無力さを思い知り、成長させてもらってきた。
わたしはすごくすごく、患者さんに強くさせてもらったと思う。
辛かった。きつかった。
でも、すっごく大切な経験だ。
私は強くなったと思う。
看護師をしてみてよかったと思う。