思い込みが激しく、1人で空回りしてしまったり、悩まなくていいことに悩んでしまうことを
「認知的フュージョン」というそうです。

例えば「恋人の些細な行動で浮気を疑ってしまう」とか
「風邪でも大きな病気と勘違いしてしまう」などです。

フュージョンというのは融合という意味の単語です。 
思考と現実・自分を混同(融合)して影響を受けてしまうことを認知的フュージョンといいます。 
認知的フュージョンでは、思考が行動より優位に立っています。 
そのため、思考に振り回される状態、行動を思考に左右される状態、といった説明のされ方もします。

思い込みが激しいと、悩まなくていいことに悩んでしまうので辛いですよね。
このフュージョンを脱するためにはACTの哲学を理解することが近道になります。

ACTでは以下の生き方を目指しています。
「不安や恐怖心を受け入れ、価値のある人生に向かって行動する」

マイナス感情を自分の中から排除するのではなく、
あるがままに受け入れ、価値のあるゴールに向かって行動していくのがACTの姿勢なのです。

認知的フュージョンは「思考は自動的に行動に影響を及ぼすことがある」と言います。
言い換えると現実が思考と感情がごっちゃになっている状態です。
思考の影響を減らし、言語以外の行動基準を効果的に機能させることができると脱フュージョンできると言います。
現実を正しく見て、自分の世界だけではなく、俯瞰をし、現実を正しく認識した上で行動していくことが必要になるのです。

脱フュージョンができると、場当たり的な思考と距離を置き、根底にある価値観や目的を元に行動することができます。
例えば、「嫌われているに違いない」と言葉で思い込んでいたとしても、「人と豊かに関係を築きたい」という価値観を大事にできれば、積極的に人と関わるための行動が取れるのです。
このように言葉の思い込み以外の行動基準を強くしていくことが脱フュージョンの狙いなのです。

・自分の中のマインド(感情)は今何と言っているか

・それについてどんな意見を持っているか

・今この瞬間、自分が何を考えているのか

・自分のマインドが今何をしているのか
つまり、「今この瞬間、自分が何を思考しているのかを認識する」ということです。

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