まず、誰かが「鬱は甘え」と言っていたようですが、じゃあなってみなよと。決して甘えではないです。ほんとに辛いことです。でも、良くはなっていきます。それについて少し話します。
鬱の原因は人それぞれです。
私の場合は何年も付き合って結婚までした人に、子供が産まれた途端に浮気されたことによる精神的ショックと、父が病死したタイミングが重なったことが原因でした。生きている価値が見いだせなくなってしまったとき、鬱だなと確信しました。
私は小さい頃から明るさが取り柄で、一生鬱とは無縁だと思っていました。誰でもなり得る可能性があるのかと、衝撃でした。
鬱とわかっても、治すのは地獄の道のりでした。
症状は終わりのない吐き気、だるさ、目眩、食欲不振など。でも精神的なものなので、検査に行っても悪いところは見つからず、体は元気なのに動けない働けない、気持ち悪いと終わりのないトンネルをいつまで歩き続ければいいんだろうと、絶望の毎日でした。メンタルクリニックを受診するも、薬はあまり効いてる感じはしなくて、少し気持ち悪さが軽減するかも?程度。そして受診枠がすぐ取れない。気持ち悪い、すぐ診てもらいたいと思っても、予約が埋まっていて1週間後とか2週間後とかになってしまうことはざらでした。その間に何回もふとしたことで「死」を意識してしまったりもしました。
こんな状況から救ってもらえた一番の助けは、家族でした。父はなくなってしまいましたが、母や妹が様子を見に来てくれ、たまに掃除や食事を作ってくれ(鬱のときは無気力なので部屋が掃除できなくなりめちゃめちゃ汚い)、かなり支えてもらいました。子供は1歳くらいでしたので、私がちゃんとしなきゃ!と冷静になれるときもあったりして、だいぶ助けられました。生きようと踏みとどまれたのも子供のお陰です。
そんな感じで動ける日は離婚に向けて動いたり、離婚後はマンションの売却手続きに奔走したりしました。すべてのゴタゴタを片付けた頃、無理が祟ってしまったんですね。急性虫垂炎を発症します。
子供は母に預け、緊急手術を行うことになりました。
そこから無理は絶対にだめだと思い直し、健康第一を心がけて生活するようになりました。
ストレスだなと感じることはなるべく避け、SNSからも一時遠のきました。仕事も、なんでもやります!ではなく、これは明日までならできます。など、自分の首をしめるような仕事の仕方は止めました。
ちょっとずつ鬱の自分とうまく付き合えるようになったなと感じたのは、発症から2年後でした。
ちゃんと動き回れるようになるまで2年かかったんです。そこからは段々PMSのような、生理周期の鬱という感じになってきて、うまく薬でコントロールできるようになりました。
それから1年後、フラッシュバックからだいぶ影響されなくなり、薬も絶ち、普通の状態に戻ることができました。
発症から丸3年は鬱に苦しみました。
私から鬱に悩むみなさんへ
1.無理は絶対にしない
2.ちゃんとSOSを出す
3.ゴミを出してみる
4.こんなこともあるんだと一度受け入れる
5.良くなる日は来る
お伝えしたいことはこの5つです。
無理をした結果、鬱になっていると思うので、もう無理はしないようにしてみてください。
誰かSOSを出せる人はいますか?相談ダイヤルでも良いです。話してみてください。
部屋が汚いとどんどんネガティブになっていき、悪循環です。動ける日はゴミを出したり、流しの食器を洗ったりスッキリしてみてください。少し陰鬱な気分が晴れます。敷物のズレ(お風呂のマットとか)を直すだけだもかなり変わってきますよ!
こんなの自分じゃない、なんでこうなんだ、何がいけなかったんだ、だからだめなんだ…そう思わないでください。とても悲しいし辛いけど、こういうこともあるんだなと一回気持ちを受け止めてみてください。結構勇気がいります。自分を否定してる気持ちにもなります。だめを認めているというか。私の中の鬱のイメージって、高すぎる壁にギャンギャン吠えてる感じなんです。八方塞がりなんだけど、なんとか越えようとしてる、詰んでいる。自分の負の部分を一回踏み台にして(受け入れる)みると、鬱の出口はすぐそこだったりするのです。
そして、良くなる日はいつか来ます。マラソンみたくゴールがわかればいいんですが、わからないのが鬱の辛いとこ。でも、あれ?今日調子がいいぞ!がいずれ毎日続く日は来ます。
たまにはネガティブな感情になるときもあるし、何かのはずみでまた鬱になるかもという恐怖は私もまだあります。そういった意味では寛解ってないのかもしれません。
でも、一度乗り越えると「乗り越えられた」という自信でなんとか持ち直せます。なので、落ち着いてから2年経ちましたが、そういう気持ちには戻ったりしていませんし、体調不良もありません。
苦しんでいる人、それはわずかながらでも「生きたい」って気持ちがあって、どうすればいいのかわからなくて助けて!って叫んでる証拠だと思います。
ちょっとでもこれが誰かの助けになれば幸いです。