タイトルに違和感があって、観ないつもりでしたが、是枝裕和監督が文科大臣などの表彰を断りました。
その理由が、自由にものが言えないようになったら表現者として困るとのことでした。
賛否両論あると思いますが、この骨のある方の作品は観なければと思った次第です。

祖母、父、母、長女、長男、次女という一見どこにでもある家族です。
皆いろんな過去や秘密を抱えて生きています。
テーマは、格差、雇用、貧困、DV、育児放棄、障害など。現代社会が抱えている問題です。
救いがないようにも思えますが、絆がテーマになっています。血縁より共感や思いやり。

感想は、いろんな意味で考えさせられました。
静かな感動が味わえる素晴らしい映画です。
樹木希林の味わい、リリー・フランキーの自然な演技がよかった。
安藤サクラは、いろんな表情を見せてくれるいい役者さんですね。泣かされました。
人気俳優を使わなくても、こんないい映画が撮れるんだと思いました。




イメージ 1





追記  まだ見ていない人には、観ることをお勧めします。もう一度、観たい映画です。