ここでは、「しもやけ」の原因とともに正しい対処法を紹介します。
①手を洗った後はすぐに拭く
しもやけは温度差によって生じるため、濡れた手を放置するのはNGです。
手洗い後に手を拭かないままでいると、皮膚温が低下すると言われています。
手を濡れたままにしていると、気化熱の原理で冷えて、しもやけができやすくなるため、水分が肌に残らないようにしっかり拭き取ります。
また、手を拭くときは、ゴシゴシとこすらないよう注意が必要です。吸水性のあるタオルやハンカチを使って、やさしく水分を取り除きましょう。
②しもやけになりやすい部位の保温
外出するときは、手袋や厚手の靴下でしっかりと体の末端部分を保温しましょう。
意外と見落としやすい耳たぶや鼻のあたまも、耳当てやマスクなどの防寒アイテムで覆ってください。
保温はしもやけの改善だけでなく、予防にもなります。
③湿気による体の冷えを避ける
防寒アイテムを身に付けていると、汗をかいたり蒸れたりすることがあります。
この湿気が体を冷やし、しもやけの原因になることがあります。特に、子供は体温が高く、走り回って冬でも汗をかくことが多いため、注意しましょう。
汗で蒸れたり、雪や雨などで濡れたりした靴下・靴・手袋やマフラーなどは早めに取り換えましょう。
④きゅうくつな靴は履かない
血行不良、しもやけが治らない大きな要因です。そのため、足先の血行不良を起こしやすいきゅうくつな靴は、予防のためにも履かないようにしましょう。
また、先が細くなっているもの、サイズが小さいものを長時間履き続けると、血行不良によってしもやけになることがあります。血行が妨げられない靴を選んでください。
普段はちょうど良いサイズの靴も、厚手の靴下を履くときゅうくつになる場合は避けましょう。
しもやけは血流が悪いことで発症するため、保温が大切です。
症状が出やすい手足の指先はもちろん、耳や鼻などそのほかの末端部分を保温し、全身を温める様にしましょう。
「しもやけが治らない」と悩んでいる方、ぜひ活用して頂けると有難いです。