先日の授業。
システム薬理学の池谷裕二先生
人生で初めて感じた。
天才と感じた先生だ
あらゆるものに興味を持ち、
あらゆる方向から物事をとらえる
先生の話す言葉、動きにみんな釘付け。
目をキラキラさせながら面白おかしく授業する。
講義の内容は、
人の非論理的な意志決定は、脳で数分前からあらかじめ決められている
ということだ。
例えば
Ａ、Ｂ、どちらを選ぶ？と質問される。
仮にあなたは勘でＢと答えたとしよう。
そのＢを選ぶという決定は、数分前に下されている。
あなたがそのような質問をされると知らなくても脳は決断してるのだ。
この決断にはニューロンの電位が関わっている。
ある一定の電位を上回るとＡ、下回るとＢ。この電位はゆっくりと揺らいでいるらしい。
これを先生は、｢脳の揺らぎ｣と呼ぶ。
これを科学者が調べれば、人の行動が読み取れるそうだ。
この電位は記憶力にも作用する。
覚えやすい時、覚えにくい時、
それはあなたの脳が決めているんです
全然覚えられない人、
それはあなたの｢脳の揺らぎ｣間隔が覚えられない方に偏ってるからなんですよ
あなたが好きだと告白しました。
相手はあなたが嫌いじゃないにも関わらず、とっさにNO
と答えました。
それは脳の電位が決めてるんです。
もしかしたら数分後には電位が入れ替わり、YESって言われるかもしれないんです
こんなに面白い話、人生でなかなか聞けるもんじゃない。
あなたは理論的に行動してますか？もしかしたら無意識のうちに、脳に操られてるかもしれませんよ。
